「敷布団シーツのサイズってベッドと同じ大きさのものを選べばいい?」
「敷布団シーツ選びで失敗したくない…」
「敷布団シーツの種類の違いって何?」
この記事では、これらのお悩みにお答えします。
新しい敷布団シーツを買うとき、色々なタイプがあって迷ってしまうという人もいるでしょう。
商品を見ただけでは、どれが自分に合うのかなかなかわかりませんよね。
そこでここから、敷布団シーツを選ぶ時のポイントについて紹介するので参考にしてください。
敷布団シーツの種類
シーツと名前のつく商品はたくさんあります。
シーツと一言でいっても種類によって違うので、特徴を知れば自分に合うシーツを見つけやすくなるでしょう。
シーツは大きく分けると下記の3種類。
・フラットシーツ
・ワンタッチシーツ
・ボックスシーツ
ここから詳しく解説します。
フラットシーツ
フラットシーツとは、昔から敷布団に使われてきた定番のシーツのことです。
一枚の布で作られた大きなシーツをイメージしてもらえるといいでしょう。
シンプルなつくりなので敷布団だけでなく、厚みのあるマットレスにも対応できる点が魅力です。
よって、敷布団からマットレスに買い換える場合などに、シーツを買わなくてもいい可能性があります。
また、キレイに折り畳めるので収納するときにスペースを取りません。
シーツの四隅を布団やマットレスの下に入れて使いますが、生地をピンと貼りにくい点がデメリット。
シーツを敷くのに慣れてない人の場合、時間がかかったりよれてしまうケースもあります。
なので、他のシーツに比べて手間がかかるといえるでしょう。
ワンタッチシーツ
ワンタッチシーツとは、シーツの四隅にゴムがついているシーツのことです。
ゴムのおかげで、敷布団にワンタッチでシーツを取り付けられるのが最大のメリット。
敷布団の上からシーツを被せて、四隅をゴムで留めて固定すれば完成。
フラットシーツと比べると手間がかからないので、時短になるでしょう。
なので毎日忙しく、少しでも家事の手間を減らしたいお母さんに向いています。
ワンタッチシーツを長く使うには、ゴムの部分を交換できるものを選ぶといいです。
なぜなら洗濯を繰り返していくうちに、ゴムの部分が伸びがちであるため。
シーツよりもゴムの部分の方が早く劣化するケースがありますから、注意してくださいね。
ボックスシーツ
ボックスシーツとは、ワンタッチシーツ同様に、ゴムで布団を固定するのが特徴。
ワンタッチシーツとの違いは、マットレス用に作られている点です。
よって、ボックスシーツの方が大きい作りになっています。
もし敷布団にボックスシーツを使うと生地が余り、うまく装着できないケースがありますので、注意してくださいね。
ワンタッチシーツと同じで、早く簡単に取り付けられるところがボックスシーツのメリットです。
よって、家族の多い人や忙しい人などに特に向いているでしょう。
また四隅がゴムで固定されているので、寝返りを打ってもシーツがよれる可能性が低く、安心して寝られるでしょう。
敷布団シーツの選び方
敷布団シーツを選ぶポイントはたくさんあります。
生活環境や人によっても最適な敷き布団シーツは変わってくるでしょうから、よく比較検討してくださいね。
敷布団シーツを選ぶときのポイントは、具体的に以下の6つ。
・タイプ
・サイズ
・素材
・デザイン
・値段
・メーカー
タイプ
前述でお伝えしたもの以外に、敷布団シーツには、ファスナータイプや敷布団カバーと言われるものがあります。
ファスナータイプとは、かけ布団カバーのように敷布団を丸ごと入れるのが特徴。
よって、ファスナータイプは、チリやほこりなどの汚れから敷布団を守れるのが最大のメリットです。
前述でお伝えしたタイプの敷布団シーツは、性質上布団の裏側に隙間ができやすいので、特に布団の裏側が汚れがち。
ファスナータイプの場合、布団の裏側もしっかりカバーしてくれるので、大切な布団を清潔に使えて安心できます。
しかし、着脱に手間と時間がかかるのがファスナータイプのデメリット。
敷布団をカバーに入れるのに時間がかかりますし、布団の四隅をヒモで結ぶという手間もかかります。
もしヒモで結ばないと、寝ている間にシーツがズレてくるケースも。
よって、忙しいお母さんや家事の負担を少しでも減らしたい人には向いてないでしょう。
サイズ
敷布団シーツ選ぶときは、サイズ選びが大事です。
なぜなら、合わないサイズを選んでしまうとシーツをうまく装着できない場合があるため。
敷布団シーツの一般的なサイズは以下通り。
一般的なマットレス | ボックスシーツ (マチ28cm) |
|
シングル | 幅100長さ200 | 幅100長さ200 |
セミダブル | 幅120長さ200 | 幅120長さ200 |
ダブル | 幅140長さ200 | 幅140長さ200 |
クイーン | 幅160長さ200 | 幅160長さ200 |
キング | 幅180長さ200 | 幅180長さ200 |
上記のように、マットレスと敷布団シーツの幅と長さは同じ大きさで作られる場合が多いです。
そして、マチの部分に5cmから10cm余裕があることで、マットレスにシーツをしっかりと被せられます。
シーツを買うときは、使っているマットレスに対応するサイズを選んでくださいね。
素材
敷布団シーツの素材は大きく分けて以下の2つ。
・天然素材
・化学繊維
それぞれ詳しく紹介します。
天然素材
天然素材の中でも代表的な素材は下記の通り。
・綿
・麻
綿
敷布団シーツの中で最もポピュラーなのが綿100%素材のシーツ。
綿の特徴は下記の通りです。
・優れた吸水性
・通気性がよく年中快適
・肌触りの良さ
綿はTシャツなどの肌着にも使われることから、私たちの生活に馴染み深い素材の一つ。
人が一晩にかく汗の量はコップ一杯分だと言われますから、綿が汗を吸いとってくれると気持ちよく寝られるでしょう。
また、通気性がいいので夏の夜でも蒸れにくく、寝苦しさを軽減してくれます。
値段によって品質や肌触りが変わってきますので、寝心地にこだわる人は、値段の高いものを試してみるといいでしょう。
麻
麻素材は、天然素材の中で最も強い素材だといわれます。
麻素材の特徴は以下の通り。
・ハリ感
・涼感
・吸熱、発散性
・光沢感
麻素材の最大の特徴は、シャリっとした肌触りの良さです。
吸熱性や発散性に優れているので、真夏の寝苦しい夜に特に活躍してくれるでしょう。
また、綿と比べて独特のハリや光沢感があるので、見ているだけで涼しさを感じやすい点も特徴の一つ。
よって、暑さを感じやすい人に特に向いているでしょう。
耐久性のある素材なので、汗をかいた後に洗濯しても大丈夫ですが、シワがよりやすいのがデメリット。
洗濯した後はすぐに干すとシワを防ぎやすいです。
化学繊維
お手頃な値段でありながら、高い耐久性があるのが化学繊維の特徴。
化学繊維のシーツで使われる素材は、具体的に下記の通りです。
・ポリエステル
・アクリル
・レーヨン
ポリエステル
ポリエステルは、他の繊維に比べ耐久性が高いのが特徴。
よって、伸び縮みを気にして洗濯を控える必要がないので、清潔にシーツを使いたい人に向いています。
また、色落ちしにくい特徴があるので、長く使いたい人にも向いているでしょう。
素材の性質上熱に強いので、高温で乾燥しても比較的平気な点や濡れてもすぐ乾く点がメリット。
よってシーツを乾かす場合、比較的短時間で済むので、一年を通してこまめに洗濯したい人や、自然乾燥したい人にも向いています。
アクリル
アクリルはふわっとしているのが最大の特徴で、ウールのような質感です。
アクリルの具体的な特徴は下記の通り。
・保温性の高さ
・水を吸わない
・縮みにくく、比較的丈夫
・毛玉になりやすい
アクリルのシーツは暖かく保温性が高いため、特に冬の寒い夜に活躍してくれるでしょう。
体の熱を逃しにくいので、寒さを感じずに朝までぐっすり寝られる可能性が高いです。
また、縮みにくく比較的丈夫であるため、長く使えるケースがあるのもメリット。
よって、一度シーツを買ったらなかなか買い替えない人に向いているでしょう。
しかし、毛玉になりやすい点がデメリット。
刺激に敏感な人や神経質な人は、寝ている時に肌触りが気になって熟睡できない可能性があるので注意してくださいね。
レーヨン
レーヨンの特徴は、シルクのような滑らかな肌触りが最大の特徴。
そのほか、具体的な特徴は下記の通り。
・吸水性に優れている
・通気性が悪い
・乾きにくい
・消臭効果が高い
レーヨンは吸水性に優れているため、寝ている時の汗を吸収してくれたり臭いを消してくれたりする点がメリット。
よって、シーツとして使えば快適に寝られるケースが多いでしょう。
しかし、通気性が悪く乾きにくいため、真夏の利用には向いてない点がデメリット。
寝ている時に、暑さを感じて寝づらくなる可能性が高いでしょう。
その代わり、冬場の利用では快適さを感じやすいですから、季節に応じて使い分けるといいですね。
機能性
敷布団シーツの中には、下記の機能性があります。
・接触冷感機能
・発熱機能
・防臭・防ダニ機能
・防水機能
・毛玉防止機能
接触冷感機能
接触冷感機能のあるシーツとは、触るとひんやりと冷たさを感じるシーツのこと。
特に、真夏の寝苦しい夜に重宝します。
寝ると体全体に冷たさを感じられるため、クーラーの温度を比較的高めに設定することができるケースも。
なるべくクーラーの温度を高く設定した方が体にとって優しいので、いい体調をキープしやすいでしょう。
また、クーラーの消費をおさえやすいので、節電にもつながります。
発熱機能
発熱機能のあるシーツとは、触ると暖かさを感じたり体の熱を保ってくれたりするシーツのこと。
具体的には、ポリエステルで作られたマイクロファイバーなどがあります。
発熱機能のあるシーツは、特に寒い冬に活躍するでしょう。
寝ている時に寒さを感じにくいため、ぐっすりと朝まで寝られる可能性が高くなります。
よって、特に寒がりの人や冷え性の人に向いているでしょう。
防臭、防ダニ機能
防臭、防ダニ機能のあるシーツとは、いやな匂いやダニの発生を抑えてくれる機能があるシーツのことです。
防臭効果があることで清潔に使いやすいですし、防ダニ効果によってダニを寄せ付けなくしてくれます。
よって、アレルギーのある方や小さいお子さんのいる家庭では重宝するでしょう。
ただし、防ダニ加工の中には強い効果がない場合がありますから、定期的にお布団やシーツのメンテナンスをした方がいいでしょう。
防水機能
防水加工のシーツとは、敷布団まで汗や水分がしみ込むのを防いでくれるシーツのことです。
小さいお子さんや年配の方と同居している場合に役立つでしょう。
もし、寝ている間におしっこを漏らしてしまったとしても吸収してくれる可能性が高いので安心。
防水シーツの中には洗えるものもあるので、自分に合うものを選んでくださいね。
毛玉防止機能
毛玉防止機能のシーツとは、摩擦や洗濯などで毛玉ができにくいシーツのことです。
大事に使っているシーツでも、毛玉だらけになると寝ている時に気になって、熟睡できないケースがあります。
そこで、毛玉防止機能のあるシーツを使えば、毛玉を気にせずに長く使える場合があります。
毛玉を予防するには、洗濯ネットを使ったり、こまめに掃除すると効果的。
おすすめの敷布団シーツ
敷布団を作っているメーカーは多く、目移りしてしまう場合があるでしょう。
ここから、具体的におすすめのシーツを2つ紹介します。
Amazon
引用:Amazon(https://amzn.to/3wzOhyk)
Amazonの2022年8月時点で、敷布団ボックスシーツランキング1位の商品。
特徴は下記の3点。
・素肌に優しい
・ボックスタイプ
・一年中使える
綿100%の素材で肌触りがよくなめらかなので、心地よく眠れます。
また、周囲に30cmのゴムがついているので、マットレスの厚みが3cmから25cmまで対応可能。
綿を使っているので通気性がよく、汗をかく季節でも比較的過ごしやすいでしょう。
ムレも防いでくれるので一年中使うことも可能です。
楽天
引用:楽天市場(株式会社エムールhttps://item.rakuten.co.jp/emoor/ns-ecfs-s/)
楽天の2022年8月時点で、敷布団シーツ部門2位の商品。
特徴は下記の3点。
・防菌、防臭、防ダニ
・安心の日本製
・綿100%
防菌、防臭、防ダニ加工をされているので、清潔に使いやすい特徴があります。
また、日本製で細部まで丁寧に作り込まれているので、安心して使えるでしょう。
素材も綿100%で触りごこちがいいので、特に肌触りにこだわる人におすすめです。
まとめ
敷布団シーツの種類や選び方について解説してきました。
敷布団シーツにはフラットシーツやボックスシーツなどの種類があり、布団に脱着する方法や形に違いがあります。
敷布団シーツを選ぶ時のポイントは、サイズや素材、機能性などを総合的に考えて判断することです。
完璧な商品を見つけるのは難しい場合があるでしょうから、優先順位を考えると賢明。
人気の商品を視野に入れると、たくさんの種類の中から選びやすくなるでしょう。
オススメ商品を参考に、あなたに合う敷布団シーツが見つかることを祈ります。