「セミダブルの敷き布団の大きさってどのくらい?」
「セミダブルの敷き布団のメリットとデメリットって?」
「セミダブルの敷き布団の特徴と向いている人について知りたい」
本記事では、上記の疑問やお悩みにお答えします。
敷き布団のサイズはいろいろあり、英語で書かれているためよくわからない人もいるでしょう。
セミダブルの敷き布団の大きさや向いてる人がわからないと、敷き布団選びに迷ってしまいますよね。
そこでここから、セミダブルの敷き布団の特徴や向いてる人などについて解説するので、参考にしてください。
一般的な敷き布団のサイズ
一般的な布団のサイズは、ベッドマットレスの大きさとは異なります。布団のサイズと向いている人数などを知っておけば、自分にあう布団を選べます。
ここから、掛け布団と敷き布団に分けて、それぞれのサイズを解説します。
敷き布団と敷き布団カバーの大きさ
敷き布団と敷き布団カバーの大きさは、同じサイズであればほとんど同じなのが特徴です。
今までマットレスで寝ていた人の中には、違和感を感じる人もいるでしょう。
敷き布団はマットレスほどの厚みがないため、敷き布団カバーと敷き布団の大きさがほぼ同じ になります。
敷き布団と敷き布団カバーの大きさを表す表は、下記のとおりです。
名称 | 横幅×縦の長さ(cm) | 用途 |
ベビー | 敷き布団【75×120】 | 0歳、1歳位の赤ちゃん用 |
ジュニア | 敷き布団【90×185】 | 2歳から10歳くらいの子供向き |
シングル | 敷き布団【100×210】
敷き布団カバー【105×215】 |
一人で寝る人向き |
セミダブル | 敷き布団【120×210】
敷き布団カバー【125×215】 |
一人でゆったり寝たい人向き |
ダブル | 敷き布団【140×210】
敷き布団カバー【145×215】 |
二人で寝る人向き |
クイーン | 敷き布団【160×210】
敷き布団カバー【165×215】 |
二人でゆったり寝たい人向き |
上記の表のように、敷き布団の縦の長さは、大人用の場合どのサイズを選んでも210cmになっているのが特徴です。
それに対応して、敷き布団カバーも215cmで統一されています。
敷き布団はマットレス同様に、1サイズ大きくなると20センチ横幅が広くなるのが特徴です。
敷ふとんカバーを選ぶときは、敷き布団の縦と横幅を5cmずつ足すと、ピッタリのものを選ぶことができます。
一般的な敷き布団のサイズは上記の表のとおりですが、メーカーによって若干の違いがあるケースがありますので確認してくださいね。
掛け布団と掛き布団カバーの大きさ
一般的に、掛け布団と掛け布団カバーの大きさは同じ物を選んで 大丈夫です。
掛け布団と掛け布団カバーのサイズを表すと、下記の表のようになります。
名称 | 横幅×縦の長さ(cm) | 用途 |
ベビー | 95×120 | 0歳、1歳位の赤ちゃん用 |
ジュニア | 135×185 | 2歳から10歳くらいの子供向き |
シングル | 150×210 | 一人で寝る人向き |
セミダブル | 170×210 | 一人でゆったり寝たい人向き |
ダブル | 190×210 | 二人で寝る人向き |
クイーン | 210×210 | 二人でゆったり寝たい人向き |
キング | 230×210 | 家族で一緒に寝たい人向き |
上記の表のとおり、大人の人向けのサイズの場合、縦の長さは210cmで統一されているのが特徴です。
敷き布団同様に、サイズが1つ大きくなるごとに横幅も20cmずつ大きくなります。
また、敷ふとんカバーに比べると縦幅は10cm、横幅は50cm大きくなっているのが特徴。
理由として、敷き布団を体にかけると体の厚みによって隙間ができる可能性があるからです。
敷き布団の幅よりも少し大きめに作ることで、寝ている時に布団内に冷気が入ることを防いでくれます。
特に冬場は、風邪を引いたり睡眠の質が低下したりする原因になるので注意が必要です。
体格の大きい人や寝相の悪い人は、1サイズ以上大きいものを選ぶと、寝返りを打っても布団がめくれる可能性が低いので安心。
セミダブルの敷き布団の特徴
セミダブルの敷き布団は名前の通り、ダブルよりやや小さい大きさの布団です。
英語のsemiには「いくぶん」とか「やや」という意味があるため。
ここから、セミダブルの敷き布団の特徴について具体的に解説します。
シングルよりゆったり
前述の通り、セミダブルの敷き布団はシングルサイズのものに比べて20cm横幅が広いです。
とはいえ、二人で寝るとやや狭く感じるでしょうから、一人でゆったりと寝るほうが向いています。
二人でも寝ようと思えば寝られますが、距離が近くお互いに寝返りを十分に打つことができません。
数日間だけなど、あくまでも短期的に使うだけなら大丈夫です。
シングルサイズの敷き布団では、体格のいい人や寝相の悪い人は狭く感じる 場合があるでしょう。
そんな人に、セミダブルの敷き布団は向いています。
もしシングルサイズの敷き布団で無理に寝ると、寝返りを十分に打つことができず体の不調を招く可能性も。
一般的に、人は一晩でだいたい30回くらい寝返りをするといわれます。
寝返りには、寝ている間に体にかかる負荷を和らげてコリをほぐす効果も。
また、布団の中の温度や湿度を調節して快適に寝られるようにサポートもしてくれています。
なので、寝返りを十分に打てないと朝起きたときに、肩や腰などに痛みを感じたりよく寝た感じがしなかったりする可能性があります。
朝起きて体のダルさやコリなどを感じるようなら敷き布団を見直すと効果的です。
敷き布団の硬さだけでなくサイズにも気を配ると、睡眠の質を上げたり体の不調を改善できたりするケースがありますよ。
選べる寝具が限られる
セミダブルの敷き布団は、シングルやダブルの寝具に比べて、色や種類などのバリエーションが限られるのが特徴 です。
理由として、セミダブルの敷き布団を利用する人が比較的少ないからです。
利用する人が比較的少ないと、メーカー側としても生産数を絞って対応せざるを得ませんよね。
なのでセミダブルの敷き布団の場合、シングルやダブル敷き布団に比べて、お気に入りのカバーなどの寝具を探す手間がかかる可能性があります。
お気に入りの寝具を探すのが苦じゃない人や寝具にそこまでこだわらない、という人に向いているでしょう。
使っているうちに変化してくる
敷き布団を長い間使い続けると、体の重みで少しづつヘタってきます。
使い始めは均等な厚みのある敷き布団でも、ヘタってくると縦と横幅に少しづつ伸びて薄くなります。
敷き布団が薄くなってきた状態で、ムリに敷き布団カバーに入れると敷き布団の性能を活かせない場合も。
ですから、もし敷き布団カバーにいれづらいと感じるようなら、1サイズ大きめのものを使うといいです。
極端に変化する可能性は低いですが、敷き布団がヘタって底付き感を感じたり睡眠の質が下がったりするようなら交換を検討してくださいね。
セミダブルの敷き布団に向いてる人
前述の通りセミダブルの敷き布団は、シングルサイズよりも20cm幅が大きくなっています。
なので、ゆったりと寝たい人や体格の大きい人、寝相の悪い人 に向いています。
布団に十分な横幅があると安心して寝返りを打てるので、睡眠の質も向上するケースも。
また、小さいお子さんがいる人にも向いています。
シングルサイズの場合、横幅が狭すぎて寝られませんが、セミダブルの大きさならお子さんと一緒に寝ることが可能です。
大きくなるまでの少しの間だけ、お子さんとくっついて寝るのもいいですね。
敷き布団のメリットとデメリット
敷き布団にはいろいろなメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットの両方を知って検討すれば、納得のいく買い物をできるでしょう。
ここから具体的に解説します。
敷き布団のメリット
部屋を広く使える
敷き布団はベッドマットレスと違い、寝ていないときには畳んで収納して部屋を広く使える のがメリットです。
なので、狭い部屋に住んでいる人や、少しでも家のスペースを有効に使いたい人にとってはありがたいでしょう。
最近では、重さの軽い布団も販売されているので、力のない人も布団の上げ下ろしをラクにできるのがいいですね。
敷き布団を寝るときだけ出すようにすれば、掃除をカンタンにできますし空いたスペースを活用することも可能です。
清潔に使える
敷き布団は、大型の洗濯機で丸洗いできるので清潔に使えます。
ベッドマットレスの場合、基本的に洗うことができないので、メンテナンスをしっかりしないとカビが発生する場合があります。
敷き布団の場合、洗うことも天日干しをすることもできるのがメリットです。
お子さんやお年寄りが敷き布団を汚してしまっても、お手入れが比較的簡単にできるので便利。
安い
敷き布団は比較的安く買えるのがメリットです。
マットレスの中には、コイルを使われているものがあったり敷き布団より厚みがあったりするものが多く、手間がかかります。
よって、敷き布団に比べて値段が高くなりがちです。
その点、敷き布団は比較的安く手に入れられるので、あまり寝具にお金をかけられない人でも安心。
処分がラク
敷き布団のメリットは、比較的カンタンに処分できるところです。
自治体にもよりますが、可燃ごみや粗大ごみとして処分することが可能。
しかし、マットレスの中にコイルといわれるバネが入っているポケットコイルマットレスの場合、一般的に可燃ごみとして出すことはできません。
粗大ごみとして自治体の指示に従って出すのが一般的で、敷き布団にくらべて重くて大きいので移動が大変です。
敷き布団のデメリット
敷きっぱなしだとカビが生えやすい
床に敷き布団を敷いたままにすると、カビが生えやすい のがデメリットです。
人は寝ている間にコップ1杯分もの汗をかくといわれるので、何日も敷いたままにすると湿気をため続けることになります。
すると、布団や床にカビが発生し、いろいろな病気の原因になる場合があります。
敷き布団で寝る場合、面倒かもしれませんが、毎日布団の上げ下ろしをしたり風を通してあげたりして湿気を逃してあげてくださいね。
ホコリを吸いやすい
敷き布団で寝る場合、ホコリを吸いやすい のがデメリットです。
なぜなら、床との距離が近いため。
床から30cmまでの高さはハウスダストゾーンといわれ、ホコリやアレルゲンがたくさん対流している場所です。
特に、小さいお子さんやアレルギー体質の方は注意が必要ですが、敷き布団で寝るとホコリを吸いやすくなってしまうでしょう。
掃除を徹底したりベッドで寝たりすると効果的です。
寒さを感じやすい
敷き布団で寝ると、特に冬の寒さを感じやすいです。
理由として、冷たい空気は下の方に、暖かい空気は上の方にいく性質があるため。
なので、床に直接敷いて寝るとより寒さを感じる可能性が高いです。
寒さに弱い人は特に、寒さ対策をしっかりするなどの工夫が必要ですね。
敷き布団のサイズを確認する方法
布団カバーを替えたいと思ったけど布団のサイズがわからない、メジャーや定規が家にない、そんな時に布団のサイズをすぐに知る方法があります。
それは、布団についている品質表示タグをチェック することです。
全ての布団には品質表示タグが取り付けられており、縦と巾の長さが表示されているケースが多いからです。
布団のサイズは、メーカーによって若干の差がある場合があります。
なので、今お使いの布団がシングルサイズだからと、シングルサイズのシーツを買ったものの入らない、という可能性も。
布団のシーツの場合、布団のサイズピッタリになるように作られていることが多いからです。
敷き布団カバーを買い直すときは、布団についている品質表示タグをみて正確なサイズを知っておくと、スムーズにお買い物ができます。
時代とともに変わってきた敷き布団
時代の移り変わりとともに、敷き布団の縦の縦の長さが変わって きています。
昔は敷き布団の縦の長さは190cmでしたが、日本人の平均身長が伸びるとともに長さも変更されていきました。
190cmだったものが次第に200cmになり、今では210cmになっています。
つまり、日本人の身長は昔とくらべて約20cmも高くなっていることが分かります。
1980年前後までは、西日本と東日本、関東と関西によって敷き布団の巾や長さに違いがありました。
巾とは、幅を意味する言葉です。
特に、昔からある綿入りの寝具は、地域によって差が大きかったといわれています。
布団の巾の長さは、着物の巾の長さに影響を受けています。
着物は1巾が36cmから38cmなので、縫い代の部分を引くと3巾でだいたい105cmくらい。
今のシングルサイズの布団は100cmなので、当時と巾の長さはほぼ変わっていないことが分かります。
つまり日本人は身長が大きく伸びたものの、肩幅などの骨格はそこまで大きく変化していないんですね。
まとめ
セミダブルの敷き布団の特徴や向いている人について紹介してきました。
一般的な敷き布団の縦の長さは210cmで、横幅は1サイズ上がるごとに20cm広くなる のが特徴です。
セミダブルの敷き布団は、シングルより20cm広いので一人でゆったり使いたい人や体格のいい人に向いています。
部屋を広く使える点や安く手に入れられる点がメリットですが、ホコリを吸いやすい点や敷きっぱなしにするとカビが生えやすい点がデメリットです。
敷き布団のサイズを確認するには、一般的に品質表示タグを見れば分かります。メジャーや定規は必要ないので便利です。
日本人の体型に合わせて、敷き布団の縦の長さも変化してきました。
セミダブルの敷き布団のことを知るきっかけになれば幸いです。