あなたの使っているシーツのサイズは合っていますか。
寝具を選ぶにあたっては、マットレスだけじゃなく枕や掛け布団など、いろいろそろえなくてはいけません。
そこで忘れてしまいがちなのが、シーツです。
シーツにもいろいろなサイズや種類があることを知っていましたか。
この記事ではシーツの種類やサイズについて、くわしく解説していきます。
- シーツって種類があるの?
- シーツのサイズはどれを選べばいいの?
- シーツのおすすめを知りたい
こんな疑問を抱えている人はぜひ読んでください。
シーツまでしっかり自分に合ったものをそろえて、快適で健康的な睡眠ライフを送りましょう。
シーツの種類
まずはシーツの種類について説明します。
これまで「なんとなく」「寝具売り場で見かけたから」という理由でシーツを選んでいた人も多いのではないでしょうか。
シーツには大きく分けて2種類あります。
違いを知って、シーツ選びの参考にしてください。
ボックスシーツ
ひとつめのシーツはボックスシーツです。
ボックスシーツとは、マットレスの上からかぶせて全体をくるむように装着するベッド用マットレスのことです。
マットレスの形に合わせて立体的に作られていて、シーツの端にはゴムが入っているのが特徴。
取り付ける作業も簡単なので、とても人気の高いシーツです。
ボックスシーツのメリット
多くの人が使っているボックスシーツのメリットについて説明しますね。
- 装着が簡単
- 種類やサイズが豊富
- 寝返りを打ってもずれにくい
こんな点があります。
ひとつづつ紹介しますね。
①装着が簡単
まず大きなメリットは、とにかく装着が簡単な点。
マットレスを持ち上げなくてもすぐに装着できるので、ひとり暮らしでも安心ですね。
ゴムが付いているためマットレスにしっかりフィットしてくれて、自分で長さなどを調整する必要もありません。
この手軽さからシーツが汚れてもすぐに取り換えることができるので、衛生面でもメリットが大きいです。
②サイズや種類が豊富
ボックスシーツは人気が高いシーツなので、種類やサイズがとてもたくさん揃っています。
柄や素材も多いので、自分にぴったりの一枚を見つけることができます。
汚れた時に寝具売り場ですぐに買い替えができるのは、手軽でありがたいですね。
③寝返りを打ってもずれにくい
ゴムが付いているので手軽に装着できるだけでなく、ずれにくいのが大きなメリット。
健康な大人の場合、一晩で20回前後寝返りをしています。
寝返りのほかにもマットレスの上の動きでずれにくいというメリットがあるので、子どもと寝る場合も安心です。
ボックスシーツのデメリット
手軽で使いやすいボックスシーツですが、デメリットもあります。
しっかり理解したうえで、選んでくださいね。
- 洗濯やアイロンがやりにくい
- 収納しづらい
立体的な作りなので、お手入れや収納の点では使いづらいかもしれません。
洗濯後に干しておいても、重なっている部分がまだしめっていた、ということはよく起こります。
ゴムの入っている部分は、アイロンもかけにくいですね。
また収納時も、立体的な分少しかさばってしまうので、気になる人はやめておきましょう。
フラットシーツ
ふたつめのシーツはフラットシーツです。
こちらは平らな1枚の布でできており、ゴムは入っておりません。
四隅をマットレスの下に入れ込んで使用します。
フラットシーツのメリット
ボックスシーツにくらべると使っている人は少ないフラットシーツですが、うれしいメリットもあります。
- 収納しやすい
- 洗濯やアイロンがしやすい
では説明します。
①収納しやすい
1枚の大きな布であるフラットシーツは、収納しやすいという特徴があります。
平面なので小さく折りたためばコンパクトになるし、場所を取りません。
②洗濯やアイロンがしやすい
フラットシーツは洗濯をして干すときも、形状的に干しやすく乾かしやすいシーツです。
ゴムやギャザーなどの布の重なる部分がボックスシートとくらべて圧倒的に少ない分、アイロンをかけるにも手間がかかりません。
お手入れの点ではメリットが大きいですね。
フラットシーツのデメリット
続いてフラットシーツのデメリットです。
- マットレスに取り付けるのが手間
- 寝返りでずれることがある
どうしてもボックスシーツにくらべると、マットレスに取り付けるときに手間が大きいです。
フラットシートは平面のため、四隅をうまくマットレスの下に入れ込まないといけないのです。
慣れれば短時間できれいにできますが、毎日のベッドメイキングが面倒な人にはおすすめできません。
さらにゴムを使用していないのでマットレスにぴったりフィットせず、寝返りなどの動きでずれてしまうことも多いです。
数回の寝返りでは気にならなくても、寝ている間は一晩中何度も動くので、朝にはシーツがぐちゃぐちゃになっていることもあります。
シーツのサイズについて
シーツの種類について理解できましたか。
では実際にシーツを選ぶにあたって気になるのがサイズですよね。
まずはお使いのマットレスのサイズを確認しながら、シーツのサイズを選びましょう。
マットレスサイズ(横幅×長さ) |
100×195cm |
120×195cm |
140×195cm |
150×195cm |
160×195cm |
170×195cm |
180×195cm |
200×195cm |
あなたのマットレスはとのサイズに当てはまるでしょうか。
シーツを選ぶときには「シングル」「ダブル」といった表記ではなくマットレスの横幅、長さ、高さの実寸を参考にしてくださいね。
ボックスシーツのサイズ
ボックスシーツのサイズは、巾(横幅)×丈(長さ)×マチ(高さ)で表されます。
立体的に作られているので、マットレスと同じく高さも表記されています。
ボックスシーツのサイズの注意点
ここでのマチ(高さ)はマットレスの厚みではない点にまず注意しましょう。
マチとは、マットレスの厚みに加えて底部に敷きこまれる生地の分を含んだ数値です。
たとえば、巾140x丈200xマチ30という表記があったとしましょう。
このボックスシーツの場合、30cmの厚みのあるマットレスには使うことができません。
なぜならマットレスの下に入れ込む生地分の余裕がないからです。
マチ30であれば、25cmていどの厚さのマットレスまでなら使用できます。
間違えないようにしてくださいね。
ボックスシーツの選び方
注意点でも説明したように、ボックスシーツを選ぶときにはマチ(高さ)を見るのがポイントです。
マットレスの厚み+5~10cmていどのマチを選ぶといいでしょう。
先ほどの表と照らし合わせると、マットレスの厚み24cmていどの場合。
マットレスサイズ(横幅×長さ) | ボックスシーツサイズ |
100×195cm | 幅100x丈200xマチ30 |
120×195cm | 幅120x丈200xマチ30 |
140×195cm | 幅140x丈200xマチ30 |
150×195cm | 幅155x丈200xマチ30 |
160×195cm | 幅160x丈200xマチ30 |
170×195cm | 幅170x丈200xマチ30 |
180×195cm | 幅180x丈200xマチ30 |
200×195cm | 幅200x丈200xマチ30 |
こちらを参考にしてみましょう。
マチが短すぎると、ボックスシーツ自体がずれたりめくれあがったりしてしまう可能性があります。
ボックスシーツのメリットでも紹介したように、このシーツはマットレスに合わせて多くのサイズや種類がそろっています。
あなたの寝具に合わせて、間違えないようにサイズを検討してくださいね。
フラットシーツのサイズ
フラットシーツのサイズは、巾(横幅)×丈(長さ)で表されます。
ボックスシーツにくらべると平面である分、わかりやすいサイズ表記ですね。
フラットシーツのサイズの注意点
フラットシーツは四隅をマットレスの下に入れ込んで使用します。
ですのでシーツをマットレスの下に敷きこんで、しっかりとシーツを固定できるだけの幅と長さがあるかどうかが一番のポイントです。
シーツをずらさずに快適な睡眠ライフを送るためにも、それぞれ10cmていど生地の長さに余裕のあるシーツを選びましょう。
フラットシーツの選び方
フラットシーツの注意点で解説したサイズについてもう少しくわしく紹介します。
たとえばマットレスサイズが100×195×25の場合。
フラットシーツのサイズは、横幅が
100+(25×2)←両サイドのベッドの高さ分+(10×2)←両サイドの生地の余裕分=170
長さが
195+(25×2)+(10×2)=265
となります。
先ほどの表と照らし合わせると、マットレスの厚み25cmていどの場合。
マットレスサイズ(横幅×長さ) | フラットシーツサイズ |
100×195cm | 170×265cm |
120×195cm | 190×265cm |
140×195cm | 210×265cm |
150×195cm | 220×265cm |
160×195cm | 230×265cm |
170×195cm | 240×265cm |
180×195cm | 250×265cm |
200×195cm | 270×265cm |
こちらを参考にしてみましょう。
シーツのサイズが短すぎて十分に固定できないと、シーツがずれたり外れたりしてしまいます。
洗濯で縮むことも考えて、大きめサイズを意識してサイズを選んでくださいね。
サイズの合わないシーツを使うと
シーツの種類とサイズ、選び方について紹介しました。
ここからはもしサイズの合わないシーツを使うとどうなるのかを解説します。
すぐにめくれたりずれたりする
サイズが合わなかったりセットの仕方に問題があると、シーツはすぐにずれてしまいます。
手軽に使えるはずが、毎朝セットし直す手間が増えるのは大変ですね。
とくに小さすぎるシーツは、セットもしづらく使いにくいので注意しましょう。
シーツのおさまりが悪い
大きすぎるシーツを使っていると、マットレスにしっかりとフィットせずにぶかぶかでおさまりの悪い状態になってしまいます。
そこからシワになったり睡眠時に邪魔になったりと、睡眠環境を妨げる原因となることもあります。
大きければよいわけではないので、適切なシーツのサイズを選びましょう。
シーツの種類とサイズまとめ
シーツの種類やサイズ、選び方についての記事でした。
まとめると
- シーツには2種類ある
- ボックスシーツはマチのサイズの確認が大切
- フラットシーツは生地に余裕があることが大切
- 適切なサイズのシーツを選ぼう
こういった内容でした。
最後にシーツを選ぶにあたって、同じ表記のシーツであってもメーカーによって少しサイズ感が変わるので、実際に寝具売り場に行って確認することもとても重要です。
あなたに合ったシーツを選んで、睡眠から健康的な毎日を送りましょう。