「マットレスを使ってみたいんだけど、何が必要なの?」
「直接床に置いてもいいものなの?」
「今まで適当にしてきたけど、使い方が合っているか心配」
いざマットレスを導入してみようとしても、意外と使い方が分からなかったりします。とくに布団からマットレスに乗り換えようとすると、何をどう使えばよいのか分からない事が多いです。
もし間違った使い方をしたせいで効果が薄くなってしまったり、汚れやカビ、ホコリなどの問題が発生したら嫌ですよね。
そんな悩みを解決するために、マットレスの正しい使い方や便利なアイテムを紹介します。
マットレスを使う際に必要なもの
マットレスというとベッドで使うイメージを持たれる方も多いと思いますが、和室やフローリングに直置きしても問題なく使えます。
ただ、それぞれに必要なものが変わってきますので、細かく見ていきましょう。
ベッドで使う際に必要なもの
- ベッドシーツ
- ベッドパッド、もしくは敷きパッド
- 除湿シート
上から順に見ていきましょう。
ベッドシーツとは
小難しいことはありません。要するにカバーです。
マットレスとベッドパッドの上に被せて使います。汚れを防ぐためのもので、生地が薄く洗濯も手軽です。
おしゃれなものからシンプルなものまで幅広く、お部屋を模様替えしたいときにとても便利です。柄や色合いにこだわりがある人は必須アイテムです。
シーツを少し変えるだけでお部屋の印象が結構違って見えますし、布団や枕カバーと合わせるとおしゃれですよね。
ベッドパッドとは
マットレスとシーツの間に挟んで使うものです。清潔さを保ち、汚れから保護することを目的としています。
シーツだけだと汗がマットレスに染みてしまい、カビ、雑菌、ダニの温床になってしまいます。
また、マットレスの寝心地を調整するのにも役立ちます。マットレスは意外と固かったりするのですが、ベッドパッドを使えば自分好みにカスタマイズできます。寝心地にこだわろうとすると、無くてはならないアイテムです。
敷きパッドとは
敷きパッドとはマットレスとシーツの上に被せて使います。
ベッドパッドがシーツの下に挟むものであるのに対して、敷きパッドはシーツの上、寝具の一番上に使います。
直接肌に触れるものなので肌ざわりのよいものが多く、冬場は保温性、夏場は冷感といった具合に、寝苦しい季節を快適に過ごすために使われます。
薄手のものが多いので、お手入れも簡単です。
除湿シート
これは無くても大丈夫ですが、湿度が調整されることによってカビの対策にもなりますし、マットレスが長持ちするので持っていて損はありません。
せっかく上質なマットレスを購入しても、カビだらけでは快適とは呼べませんよね。
次に、これらを使う順番を説明します。
使う順番
上から順に見ていきましょう。
お気付きかもしれませんが、マットレスと敷きパッドがあればなんとかなります。
寝具は意外とお金がかかるので、できるだけ簡潔に揃えたいのであれば、この2つのみでも大丈夫ということですね。
ちなみにベッドパッドを一番上に持ってくるのはおすすめしません。
ベッドパッドは厚手のものが多く、洗えるものが少ないからです。なので、シーツの下にもってくるか薄手の敷きパッドを一番上に使うようにしましょう。
マットレスを床に敷く場合
今まではベッドで使う事を前提として解説していきましたが、中には和室の方や敷布団派の方もいらっしゃると思います。
その場合、マットレスを床に敷くことになるのですが、その使い方で大丈夫なのか不安ですよね。
結論を言うと、床に置いても大丈夫です。和室やフローリングでも安心して使えます。
ただし、その場合は湿気対策が必要です。
マットレスの湿気対策
基本的にはマットレスと床との間に何かを挟むことが有効です。
一般的に使われるものは下記の通り。
- すのこベッドフレーム
- アルミシート
- 除湿シート
それぞれメリットを見ていきましょう。
・すのこベッドフレーム
床とマットレスの間に隙間ができるので、風通しがよく湿気やハウスダスト対策にはもっとも効果的です。小さなお子さんがいる家庭だと、寝ている間にベッドから転落してしまう可能性がありますが、すのこベッドフレームでしたら背が低いので安心です。
ベッドだと面倒な引っ越しも、すのこベッドフレームなら簡単に動かせますし、収納も手軽なので頻繁に転勤がある人にはうってつけなのではないでしょうか。
・アルミシート
アルミの長所は何といっても断熱効果が高いことです。マットレスを床に直置きする場合、結露が不安ですよね。アルミシートは断熱効果によって温度差が生じにくく、結露を予防できます。除湿シートと組み合わせて使うとさらに効果的です。こちらも軽いので引っ越しの際には有利です。
・除湿シート
湿気対策といえば除湿シートですよね。商品によっては湿気を吸うだけでなく、放出も行うので、常に快適な湿度を保つものもあります。アルミシートと組み合わせて使えば、温度調整と湿度調整ができるので快適に過ごせます。
・その他
仮にこれらがなくても、毎朝マットレスを立てかけるようにすれば湿気対策としては十分です。また、床に直置きすることを前提としたマットレスも売っているので、そちらを購入するのも1つの手です。
マットレスのお手入れ方法
正しくお手入れをしてあげることで、マットレスは長持ちします。せっかくお金を出すのですから、すぐダメになってしまったらもったいないですよね。
マットレスの種類にもよりますが、一般的なお手入れ方法を紹介します。
掃除機をかける
マットレスの中にはダニやほこりがあります。それを掃除機で吸い出してあげると、しっかり綺麗にすることができます。
とくにマットレスの四隅はゴミやほこりが溜まりやすいので、丁寧に掃除機をかけてあげましょう。
天日干し
半年、もしくは1年に一度は天日干しをしましょう。マットレスはダニが繁殖しやすいので、しっかりと天日干しをすることが必要です。
ベランダに干すのもよいですし、スペースがないのであれば日当たりのよい部屋で干しても大丈夫です。その際は窓に立てかけてあげると、マットレスの温度が上がり、ダニが駆除できます。
干した後は掃除機でダニの死骸を除去することを忘れずに。
洗濯する
ファイバーマットレスでしたら、丸洗いが可能です。
ファイバーマットレスとは、繊維状のポリエチレンで構成されたマットレスで、通気性に優れています。すごく太い釣り糸がくしゃくしゃに絡まった様子を想像してもらえると分かりやすいかと思います。
素材がポリエチレンなので水はけも抜群。ダニやカビに強く、クッション性も高いのでとっても便利です。
具体的な洗濯方法は、お風呂場や外で水洗いした後、お日様の下で乾かしてあげるだけでお手入れが完了します。
業者さんにクリーニングをお願いする
マットレスの出張クリーニングサービスを利用すれば、簡単にきれいになります。
相場はシングルで1万円前後。キングサイズで2万円ほどになります。とても手軽なので、お金はあるけど時間はないという人はぜひ利用してみてください。
まとめ
自分に合ったマットレスの寝心地はとてもよいものです。睡眠の質が向上すれば日中のパフォーマンスも上がりますし、腰痛持ちでしたら症状の改善にも繋がります。
これを機に色々とこだわってみるのもよいかもしれません。お気に入りのマットレスを探してみるのも楽しいですよ。
今回の記事の内容を簡単にまとめました。
- マットレスを導入するために必要なものは、ベッドシーツ、ベッドパッドもしくは敷きパッド、除湿シート
- 最低限揃えるなら敷きパッドのみ
- 床に直置きする場合はマットレスの下に何か敷く
- その際、すのこベッドフレーム、アルミシート、除湿シートのどれかは必須
- お手入れ方法は天日干しと掃除機がけ
- 洗濯もできるのはファイバーマットレス
よりよい睡眠を心がけましょう。