睡眠ノウハウ

マットレスは硬め?柔らかめ?それぞれのデメリットとメリット

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  • 「柔らかめのマットレスと硬めマットレスの違いは何?」
  • 「柔らかめのマットレスと硬めのマットレスの、どっちが自分に合うかわからない」
  • 「マットレス選びは何を基準にすればいい?」

この記事ではこれらの疑問にお答えします。

良質な睡眠に欠かせないのがマットレス。

最近はたくさんの種類が販売されているため、マットレス選びでお困りの方も多いのではないでしょうか。
マットレスは高額なものも多いですから、買ってから後悔したくないですよね。

そこでこの記事では、柔らかめのマットレスと硬めのマットレスのメリット、デメリットを紹介します。
参考にして、気持ちいい睡眠を手に入れてください。

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。

柔らかめのマットレスのメリット

優しく体を包み込んでくれる柔らかめのマットレス。独特の柔らかな感触が好きという人もいるでしょう。ここから、メリットについて紹介します。

頻繁な寝返りの防止

 

柔らかめのマットレスには、体圧を分散してくれる効果があります。

体圧が分散されることで、肩や腰などにかかる圧力が低減。

すると、たくさん寝返りすることによる、睡眠の質の低下を防ぐことができます。

寝返りとは、圧力のかかった体の一部の負担を低減するためにおこなわれます。

就寝中の姿勢を整えてくれるため、より良い睡眠ができるでしょう。


高い保湿性

 

冬は暖かく、布団内で快適に過ごせます。

柔らかめのマットレスの素材として、低反発ウレタンなどが使われることが多いです。

ウレタンとはポリウレタンの略で、プラスチックの一種。

密度が高いため、空気を抱き込んでくれます。

 

柔らかめのマットレスのデメリット

柔らかめのマットレスは、どんな体型の人でも合うものではありません。
また、年間を通して清潔に使うためには工夫が必要になります。


体重の重い人には不向き

 

体格が大きい人の場合、腰痛になる恐れがあります。

体の重みによって、腰の部分がマットレスに沈みやすくなるため。

腰が沈み込みすぎることによって不自然な姿勢となるため、腰痛の原因となる場合があります。

また寝返りも打ちづらくなるため、睡眠の質の低下につながる可能性もあります。


夏場の利用に不向き

 

保湿性があるため、高温多湿になる季節の利用には向いていません。

柔らかめのマットレスには全身を包み込んでくれる特徴があるため、接地面積は多いです。

よって、夏場は暑さを感じやすいでしょう。

また、カビが発生する可能性もあります。

人が就寝中にかく汗の量は、少なくともコップ一杯程度。熱帯夜の場合、二杯程度かくこともあるようです。

柔らかめのマットレスは通気性が良くないものが多いため、カビが発生してしまう可能性があります。

 

硬めのマットレスのメリット

硬めのマットレスのメリットは以下の2点。

  • 耐久性に優れている
  • 一年を通して衛生的に使える

これから解説していきます。


優れた耐久性

​​硬めのマットレスには変形しづらい特徴があるため、長期間利用できる場合が多いです。

よって、マットレスを長く使い続ける人もいるでしょうから、お財布に優しいのも嬉しい点でしょう。

硬めのマットレスは変形しづらいため、体重の重い方の寝姿勢も維持してくれます。

姿勢が維持されることのメリットは、以下の通り。

  • 肩や腰の痛みの予防できる
  • 寝返りをしやすくなる

肩や腰の痛みを予防できると、睡眠の質があがります。
また、寝ている間にラクに寝返りができることも、いい睡眠をとるために大事なこと。

寝返りをすることで血流の流れをよくしたり、体のこわばりを解くことができるからです。

年間を通して衛生的

 

硬めのマットレスは、通気性のいいものが多いです。

よって、熱帯夜でも比較的快適に過ごせるでしょう。

また寝汗をたくさんかいた場合でも、湿気が溜まりにくいため、カビが生えにくいです。

丸洗いできるものもあるため、年間を通して衛生的に使いたい人に向いています。

 

硬めのマットレスのデメリット

硬めのマットレスのデメリットは以下の2点。

  • 寝返りの回数が多くなり過ぎる可能性がある
  • 体重の軽い人や、横向きで寝がちな人に向いていない

上記について、解説します。


過度な寝返りの発生

 

寝返りの回数が増えることで、睡眠の質の低下につながる可能性があります。

硬めのマットレスを使うことで、体の一部の血流が悪化し、体の不調の原因となることも。

血流が悪くなると、寝ている間の寝返りの回数が多くなります。

大人の場合、一晩で寝返りの回数は20回前後。

寝返りの回数は多すぎても少なすぎても、睡眠に悪影響です。

よって、多過ぎる寝返りによって、睡眠の質が低下。

体重の軽い人や横向き寝の人に不向き

 

体重の軽い人や横向きで寝る人が硬めのマットレスに寝ると、以下の症状が出る可能性があります。

  • 肩や腰の痛み
  • 体の不調

上記のように体重の軽い人や横向きで寝る人に、硬めのマットレスは向いていません。

硬めのマットレスの中には、特に反発力の強いものがあるためです。

体重の軽い人が反発力の高いマットレスで寝ても、マットが沈み込みません。

すると肩や腰などに圧力が集中してしまうため、体の不調を引き起こします。

横向きで寝る人にとっても同様で、肩や腰など体の突き出た部分に圧力が集中してしまうため、腰痛などの原因になります。

 

まとめ

柔らかめのマットレスと硬めのマットレスのメリットとデメリットについて書いてきました。

体に合わないマットレスを使うと、肩や腰に痛みが生じたり、体の不調の原因になります。

またマットレスによって、清潔に保ちやすいものとそうじゃないものがあります。

1日のうち3分の1は睡眠にあてるという人もいるでしょう。

毎晩、長い時間を共にするマットレス。

メリットとデメリットを知って、今後のマットレス選びに役立ててください。

あなたに合うマットレスが見つかることを祈ります。

 

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FitMap Wellnessを運営する株式会社FiiTは、正しいヘルスケアを直接ユーザー様へお届けすることはもちろん、ヘルスケアを提供する事業者の属人性も無くし、「誰でも健康になれる世界」を創るヘルスケアベンチャーです。 毎日有益コンテンツを制作しています。
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