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マットレスだけで寝ても大丈夫?直置きに適したマットレス紹介

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床に直置きしてマットレスだけで寝ることの1番のデメリットは、床とマットレスの間に隙間がなく、通気性が悪いのでカビが発生しやすいことです。

しかしデメリットばかりではなく、部屋が広く見えたり、子供の落下防止ができるなどメリットもあります。

デメリットを理解した上で直置きに適したマットレスを選ぶようにしましょう。

すべてのタイプのマットレスが直置きできるわけではありません。

直置きに適したマットレスを選ぶ3つのポイントは、通気性がいいこと、厚みが7㎝以上あること、重すぎないことです。

この記事では、床に直置きしてマットレスだけで寝ることのメリット、デメリット、直置きに適したマットレスを紹介します。

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。

マットレスだけで寝るデメリット

マットレスはベッドフレームと組み合わせて使うのが基本です。

しかし、敷布団のように床に直置きしてマットレスだけで寝ている方も珍しくありません。

マットレスだけで寝ることでどのようなデメリットがあるのか解説していきます。

カビが発生しやすい

マットレスだけで寝る1番のデメリットはカビが発生しやすいことです。

床とマットレスの間に隙間が空いていないことで、通気性が悪くなることが原因です。

ベッドフレームの上にマットレスを敷いて使用していれば、通気性がいいので湿気がこもりません。

人間は一晩でコップ1杯分もの汗をかくといわれています。

通気性が悪いことで、汗や体温がマットレス底部にこもり、カビが発生してしまいます。

マットレスだけで寝る際は、必ずカビ対策しましょう。

ホコリがたまりやすい

毎日掃除していても、いつの間にかたまってしまうホコリや髪の毛。

マットレスだけで寝ることによって、床とマットレスの間にホコリがたまりやすくなってしまいます。

ベッドフレームを使えば足がついているので掃除がしやすいです。

しかしマットレスを直置きしている場合は、いちいちマットレスを持ち上げて掃除しなければいけません

マットレスは軽いものから重いものまでさまざまな種類があります。

毎日重いマットレスを持ち上げることは面倒くさいですし、腰が痛くなるなど体に負担がかかることにもつながります。

また、ベッドフレームを使わないことで低い位置で寝ることになり、寝ている間にホコリを吸い込んでしまうかもしれません。

風邪やぜんそく、アレルギーなど健康に影響が出るおそれがあるので、毎日きちんと掃除するようにしましょう。

へたる原因になりやすい

人間の汗や水分を吸収することはカビの原因になるだけでなく、マットレスの寿命を縮めることにもつながります。

マットレス内部にじめじめした空気や水分がたまったままになることで、だんだんへたっていき、反発力が失われてしまいます。

マットレスだけで寝る際はカビ予防だけではなく、マットレスを長く使うためにも除湿対策しましょう。

特にコイル式のマットレスだと、コイル部分がサビたり折れたりしてしまうこともあります。

寒さを感じやすい

マットレスだけで寝ると床との距離が近くなるため、寒さを感じやすくなってしまいます。

特にフローリングの場合、床下の冷気がじわじわとマットレスに伝わってきやすいです。

マットレスが薄いものほど影響を受けやすいので、適度な厚さのものを選ぶようにしましょう。

マットレスだけで寝るメリット

マットレスだけで寝ることはデメリットだけではありません。

4つのメリットを紹介します。

部屋を広く使える

1人暮らしやワンルームの間取りでは、ベッドが部屋のほとんどを占めてしまったり、ベッドの上が生活の中心になってしまったりすることもあります。

その点マットレスだけで寝ることは、使わないときに収納できたり立てかけたりできるので、部屋を広く使えるメリットがあります。

また、マットレスだけを使用すると圧迫感を与える心配がありません。

ベッドを置くと圧迫感が出て部屋が狭くみえてしまうことがあります。

ベッドを置かないことで存在感がなくなり、同じ間取りの部屋でも広く見せられるメリットもあります。

子供の落下防止

大人が落ちても平気な高さでも、子供にとってはケガの原因となり危険なことがあります。

特にひんぱんに寝返りをするなど、寝相が悪い子供に安全対策は欠かせません。

落下防止にはベッドよりもマットレスだけで寝る方が安全といえます。

コストが抑えられる

マットレスだけを使うということは、ベッドフレームを買う必要がないのでコストが抑えられます

マットレスだけでも決して安い値段ではありません。

その上、ベッドフレームまで揃えるとなると高額になってしまいます。

浮いたベッドフレーム分のお金で、自分に合った上質なマットレスを購入することで、睡眠の質を上げるのもいいのではないでしょうか。

また、古くなったベッドを処分する時にも費用が掛かります。

最初からベッドを使わないことで処分するコストが抑えられるのもメリットです。

引越しの手間がかからない

ベッドのような大きな家具を運ぶ時には分解する必要があります。

また、分解するだけでなく引越し先で組み立てもしなければいけません。

ベッドを使わないことで、引越しの際もマットレスを運ぶだけでいいので手間や時間がかかりません。

直置きに適したマットレスとは?

マットレスには高反発や低反発、コイル式、ラテックスなどの種類があります。

しかし、すべてのタイプが直置きに適しているわけではありません。

ここではどんなマットレスを選べばいいのか解説します。

マットレスの種類

マットレスは就寝中の体の負担を分散する役割がある寝具で、どれを選ぶかで睡眠の質に影響が出ます。

そもそもマットレスには大まかにわけて4つの種類があります。

種類 特徴 直置きに向いているか
コイル式 寝心地がいい 重たいため向かない
高反発 体の沈み込みが少ない 直置きに最適
低反発 重力や圧を感じにくい 体に負担がかかりやすい
ラテックス 高反発と低反発の中間の硬さ 重たいため向かない

コイル式やラテックスのマットレスは20㎏前後と重いため、手入れがしにくく直置きするには不向きです。

また、低反発マットレスは体を包み込むように沈み重力や圧を感じにくいというメリットがあるものの、床の硬さを感じて体に負担がかかりやすいデメリットがあります。

その点、高反発のマットレスは床の硬さを感じず、重すぎないことで床に直置きするのにぴったりです。

このことからマットレスだけで寝る場合は高反発のマットレスを選ぶようにしましょう。

高反発マットレスの種類

一口に高反発マットレスといっても、素材によって寝心地やメリットなどがかわります。

ここでは直置きにおすすめのウレタン素材とファイバー素材について解説します。

ウレタン

人間は一晩に10~30回寝返りを打つといわれています。

反発力が強いウレタン素材は、程よい硬さで寝返りがうちやすいのが特徴です。

腰痛改善やよく寝返りを打つ方にはウレタン素材を選ぶといいでしょう。

ファイバー

ファイバー素材はウレタンに比べると密度が低いので、体の負担を分散する力は劣るものの、通気性がいいため直置きにはぴったりです。

また、飲み物をこぼしたり子供のおねしょなどで汚れたときには水洗いできるメリットもあります。

通気性がよくダニやカビの心配が少ないので、清潔に保ちたい方にはファイバー素材を選ぶといいでしょう。

子供やペットのいる家庭には特におすすめです。

直置きに適したマットレスを選ぶポイント

直置きに適したマットレスを選ぶ3つのポイントを紹介します。

通気性がいいこと

解説したように、マットレスだけで寝ることはカビが生えやすいのが最大のデメリットです。

そのため、カビ対策には通気性がいいマットレスを選ぶというポイントは外せません。

湿度が低い部屋では寝具の余分な水分はうまく蒸発しますが、湿度が高い部屋だとうまく蒸発されずマットレス内に湿気がたまってしまいます。

特に高温多湿になりやすい夏の時期は、マットレスの通気性がいいことは大事なポイントです。

厚みが7㎝以上あること

フローリングなどの硬い床にマットレスだけで寝ると、床の硬さが直に体に伝わり、腰痛などの原因になります。

マットレスには体を支えてくれることと床の硬さを感じない厚みが必要です。

マットレスだけで寝る場合は厚みが7㎝以上あるものを選ぶようにしましょう。

重すぎないこと

マットレスの敷きっぱなしは、カビの発生やホコリがたまりやすいためよくありません。

最低でも1週間に1回は壁に立てかけて陰干しするようにしましょう。

そのため、コイル式やラテックス、厚みがあって重すぎるものは直置きには不向きです。

1人で壁に立てかけられるくらいの重さを選ぶようにしましょう。

マットレスだけで寝たい方におすすめの対策

マットレスだけで寝るにはカビ対策や湿気対策をする必要があるとわかりました。

マットレスを直置きする際のおすすめの対策を紹介します。

すのこを敷く

マットレスの下にすのこを敷くことで、床との間に隙間ができ通気性がよくなり湿気対策になります。

また、床とマットレスとの間に隙間ができることで掃除しやすいというメリットもあります。

折りたたみ式のすのこを選べば、そのままマットレスだけでなく布団干しとしても使えるのでおすすめですよ。

除湿シートを敷く

除湿シートもすのこと同じく、床とマットレスとの間の湿気対策になります。

すのこを敷くよりも簡単ですし、特にすのこを敷けない畳には除湿シートの使用がおすすめです。

マットレスよりも除湿シートを小さいサイズにすれば、部屋の雰囲気を邪魔しません。

商品によってはお手入れのタイミングがわかる吸湿センサーがついているものもあります。

除湿シートは定期的に干すことで吸湿力が復活し、繰り返し使用できます。

敷きパッドを敷く

敷きパッドは寝心地をサポートする役割のものです。

マットレスの上に敷くことで汗や水分を吸収し、湿気対策だけでなく汚れ防止にもなります。

マットレスを洗うことは難しいですが、敷きパッドはシーツのように簡単に洗えるので手軽に手入れしたい方におすすめですよ。

コルクマットを敷く

コルクマットをマットレスの下に敷くことで、マットレスと床の間に温度差が生じないので湿気対策になります。

また、ダイレクトに冷たさを伝えないので冬でも寒くありません。

やわらかくクッション性もあるので寝心地もよくなりますよ。

折り畳みマットレスの使用

1枚物のマットレスよりも折り畳みの方が、立てかけやすく収納もしやすいです。

ベランダで干すときに持ち運びがしやすいのもメリットです。

しかし、折り畳みのマットレスは薄くクッション性が低いことがあるので、すのこと併用するのがいいでしょう。

窓の近くに置かない

室内と外気の温度差で結露し、窓が濡れているのを見たことはありませんか。

特に冬場は結露しやすく、マットレスだけでなく布団やまくらなど、寝具すべてが湿気やすいです。

マットレスは窓から10㎝以上離しておくのがベストです。

マットレスのお手入れ方法

マットレスは適切なお手入れをすることで長く使えますし、寝心地もアップします。

日頃からできるマットレスのお手入れ方法を紹介します。

壁に立てかける

マットレスを敷きっぱなしにすることは、通気性が悪くカビが生えやすい原因になります。

そのため最低でも1週間に1回は壁に立てかけて、マットレスに風を通すようにしましょう。

洗濯できないものが多いので、こまめに風を通し通気性をよくするのが大事です。

その際、布団乾燥機を使ったり、扇風機を使うとより効果的ですよ。

天日干し

布団と同じように晴れた日に1、2時間マットレスを干すことも湿気対策におすすめです。

天日干しすることでふっくら感もアップし寝心地もよくなります。

ただしウレタン素材は紫外線にあてると劣化してしまうので注意が必要

陰干しか壁に立てかけて風を通すようにしましょう。

こまめな掃除、洗濯

シーツや敷きパッド、枕カバーなど寝具はこまめに洗濯するようにしましょう。

こまめに洗濯することで余分な水分が溜まったままにならず清潔に保てます。

また、床に直置きしてマットレスだけで寝るとホコリを吸いやすいです。

寝具だけでなく部屋の掃除もこまめにするようにしましょう。

まとめ

デメリットもありますが、床に直置きしてマットレスだけで寝ても大丈夫だとわかりました。

しかし、すべてのタイプのマットレスが直置きに適しているわけではありません。

直置きに適したマットレスを選ぶ3つのポイントは、通気性がいいこと、厚みが7㎝以上あること、重すぎないことです。

素材は床の硬さを感じづらく、重すぎない高反発を選ぶようにしましょう。

また、湿気対策やこまめなお手入れをすることが大事です。

すのこや除湿シートを敷いたり、壁に立てかける、寝具のこまめな掃除洗濯はマットレスを長持ちさせることにもつながりますよ。

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