みなさんは質のいい睡眠をとれていますか。
- たっぷり寝たはずなのに体が痛い
- 眠りが浅い気がする
こんなこと、ありませんか。
その睡眠のお悩み、マットレスを変えることで解決するかもしれません。
「睡眠が大切なのは知ってるけど、ものすごく困ってるわけじゃないから今は考えなくていいか」
こう思っているあなた。
睡眠の最適化は早ければ早いほど、人生が充実します。
そこでこの記事では
- マットレスの選び方
- マットレスの種類
- マットレスの買い替え時期
を紹介。
みんなに必要な睡眠。
一生のうち20年以上は睡眠時間です。
だからこそあなたの睡眠をいちど見直してみませんか。
マットレスの選び方
質のよい睡眠をとるためにも、自分に合ったマットレスを選ぶことはとても重要です。
とはいえ、その「自分に合った」マットレスがわからない。
どういった基準でマットレスを選んだらいいの?と思う人も多いでしょう。
そこで今回はマットレスを選ぶときのポイントを紹介します。
まずは寝具売り場でチェックしてみてください。
①体圧分散性
マットレスの選び方でまず意識してほしいのが、この「体圧分散性」です。
あなたの寝ているときの姿をイメージしてください。
腰あたりに一番負荷がかかり、マットレスがグッと沈んでいるのがわかると思います。
そこでこの「体圧分散性」。
これは、体にかかる体圧(負荷)をできるだけ分散させて、負担を和らげようという性質のことです。
あなたのボディラインに沿って適度に沈むマットレス。意識してみましょう。
②弾力性
もうひとつ意識してほしいのが「弾力性」。
体圧分散性の高さで体をマットレスにフィットさせたら、その正しい姿勢をキープしてくれるのがこの弾力性です。
スムーズな寝返りもサポートしてくれるので、弾力性の高さを見たい場合は「寝返りのしやすさ」がチェックポイントです。
これらの体圧分散性+弾力性を意識するだけでも、だいぶ睡眠時のストレスは軽減されます。
マットレスの種類
マットレスの選び方を紹介しましたが、そもそもマットレスって中身はいったい何なのか。
その種類と特徴を説明します。
コイル系
クッション材にコイルというバネ(硬鋼線)を使っているマットレス。一般的に耐久性が高く、長持ちします。
大きく2つの種類があるので、紹介します。
①ポケットコイル
ポケットコイルマットレスとは、コイルスプリングを一つずつ不織布に入れて敷きつめたマットレス。
コイルが点で体を支えてくれるので、体にかかる負荷を分散させてくれる効果があります。
メリット
- 体圧分散性にすぐれている(体の沈み具合に応じてマットレスが変形)
- 寝返りなどの振動が相手に伝わらない(2人以上で寝ている場合)
デメリット
- つねに体重がかかる部分の耐久性が弱い
こういった特徴があります。
コイルが独立しているので、よく使われる(つねに体重がかかる)コイルからダメになっていくことを頭に入れておいてください。
②ボンネルコイル
ボンネルコイルマットレスとは、いくつかのコイルスプリングを連結させて敷きつめたマットレス。
ポケットコイルと違ってコイルが面で体を支えてくれるので、ちょっと硬めと感じるかもしれません。
メリット
- コイルスプリングが連結しているので強度◎
- 寝返りしやすい
- 通気性・耐久性にすぐれている
デメリット
- 体圧分散性が低い
- 寝返りなどの振動が伝わりやすい
ちょっと硬めのコイル系マットレスは体圧分散性が低めなので、腰を痛めている人には向きません。
ノンコイル系
続いてのマットレスの種類、ノンコイル系です。
名称を見てのとおり、コイル(バネ)を使わないマットレス。
こちらもいくつか紹介します。
①ウレタン
ウレタンフォームというスポンジを使ったマットレス。おおきく「高反発」と「低反発」にわかれます。
この言葉聞いたことはあるけど、しっかりと理解している人は少ないのではないでしょうか。
低反発ウレタンは体圧がかかるとそのまま沈むのにたいして高反発ウレタンは体圧がかかると反発して押し返します。
読んで字のごとくです。
マットレスの選び方のポイントを考えた時の特徴を簡単に紹介しますと
- 高反発→体圧分散性、弾力性ともに80点
- 低反発→体圧分散性100点、弾力性60点
こんなイメージです。
高反発、低反発にかかわらずウレタンの特徴はこちら。
メリット
- 体圧分散性にすぐれている
- 弾力性にすぐれている
デメリット
- カビが生えやすい
- 汚れると致命的
基本的に洗えないので、小さいお子様がいたりペットを飼っている家庭には向きません。
②ファイバー
ポリエチレン(プラスチックの一種)で作られているマットレス。
メリット
- 寝返りがしやすい
- 通気性◎
- 洗えるものが多いので衛生面◎
湿気を逃しやすい素材なので、カビも発生しにくいです。
デメリット
- 体圧分散性低め
- 熱に弱い
冬場に乾燥機をかけたりすると、繊維が変形してしまうこともあります。
③ラテックス
ゴムの木の樹液を原材料に作られているマットレス。環境意識への高まりから、マットレスに使われるようになりました。
まだまだ新しい素材なので、ラテックスマットレス自体の商品数も少なめです。
品質にはランクがあります。
- 天然ラテックス100%→ゴムの樹液を100%使用
- 天然ラテックス→天然ゴムの保有量80%以上
- 合成ラテックス→天然ゴムの保有量80%以下
メリット
- 体圧分散性にすぐれている
- 弾力性が高い
品質が高いほど、メリットを感じやすいです。
デメリット
- 高い
- 思い
天然成分を使っているだけあって、やはり値段が高く、そして重たい。
気軽に移動させたりできないので注意が必要です。
マットレスの買い替え時期
ここまで
- マットレスの選び方
- マットレスの種類
を紹介してきました。
続いて、マットレスの買い替え時期についてです。
どんなに自分に合った、お気に入りのマットレスを手に入れても、いつかは劣化してしまいます。
毎日質の高い睡眠をとって気持ちよく過ごすためにも、適切にマットレスを買い替えましょう。
マットレスの種類別、買い替え目安年数がこちらです。
マットレスの種類 | 買い替えの目安 |
ポケットコイル | 8年~10年 |
ボンネルコイル | 6年~10年 |
ウレタン | 高反発ウレタン:6年~8年
低反発ウレタン:3年~5年 |
ファイバー | 6年~8年 |
ラテックス | 6年~8年 |
とはいえ、使用頻度やお手入れ方法などで買い替え時期は大きく変化します。
なので、「こんな状態になってきたら買い替えてほしい」の目安も紹介するので、いま使用中のマットレスをいちどしっかり確認してみてください。
コイル系マットレス
- 朝起きて、体の違和感が気になったとき
- マットレスがへたってきたとき
- マットレスがきしんだり、揺れやすくなったとき
ノンコイル系マットレス
- 朝起きて、体の違和感が気になったとき
- マットレスがへたってきたとき
- マットレスがやわらかくなったとき
- カビがはえたとき
目安としていくつかあげましたが、「今までとは何か違うな」と感じたらそれが買い替えのサインです。
マットレスの選び方を参考に、寝具売り場でマットレスをチェックしてください。
マットレスの選び方まとめ
マットレスの選び方、参考になりましたか。
ポイントは
- 体圧分散性
- 弾力性
です。
質の良い適切な睡眠は、ストレス解消や生産性の向上、美容にまでいい効果がたくさん。
体内のホルモンバランスも整い、いいことだらけです。
化粧品やエステなどに大金を使っているあなた、最近不調でなんとなくだるいと感じるあなた。
いちど、自身の睡眠について振り返ってみてください。
人生の質を向上させるヒントが見つかるかもしれません。
1日の1/3ていどを占める睡眠時間について、マットレスから見直してみませんか。
あなたにぴったりのマットレスが見つかりますように。