睡眠ノウハウ

フローリングにマットレスや敷布団はOK?使用方法を解説

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「ベッドフレームを買うと値段が高くなるから、マットレスだけで寝たい…」

「ベッドフレームがあると引っ越しのときに面倒…」

「フローリングにマットレスを直接敷いて寝ても肩や腰は痛くならない?」

本記事では、これらのお悩みや疑問にお答えします。

最近では、床に直接敷けるマットレスや敷き布団が販売されるようになってきました。
気になっていて使ってみたいという人もいるでしょう。


これから、フローリングに直接寝る方法やマットレス選びについて解説するので、参考にしてください。


フローリングにマットレス等はNG

結論、フローリングにマットレスや敷布団を直接敷くのはよくありません。 

なぜなら、以下のデメリットがあるため。

・カビが発生しやすい
・チリやホコリを吸いやすい
・マットレスの劣化が早くなりがち
・底冷えしやすい

これから詳しく解説します。

カビが発生しやすい

フローリングに直接マットレスや布団を敷くことで、カビが発生しやすくなります。

理由として、カビが繁殖するのに最適な環境になってしまうため。

カビの繁殖しやすい環境は、以下の3つの状況が揃っている場合です。

・温度
・湿度
・栄養

カビは温度0℃から40℃で繁殖するといわれます。

最もカビが繁殖しやすいのは温度20℃から30℃で、湿度65%以上の環境。

日本ではちょうど梅雨の時期にあたり、カビが繁殖しやすいのも納得できるでしょう。

またホコリ、食べカス、人の垢など、カビはなんでも栄養分にしてしまいます。

上記の条件が揃いやすいのが、フローリングで直接マットレスを敷いて寝る場合。

寝ている間、人は約350mlもの汗を毎晩かくと言われ、汗の一部はマットレスに吸収され湿気を含みます。

また体温によって布団の中は温められますし、ほこりの影響を受けやすい ので、カビが発生する状況になりがち。

チリやホコリを吸いやすい

マットレスをフローリングに直接敷くと、チリやホコリを吸いやすくなります。

なぜならベッドで寝るのと比べると、床との距離が近いため

一般的なベッドの高さは35cmから45cmの高さがあるため、チリやホコリの影響を受けにくいのが特徴です。

ホコリを吸うことによって起こる健康被害は以下の3点。

・アレルギー
・ぜんそく
・肺アスペルギルス症

アレルギー

くしゃみ、鼻水、目のかゆみや皮膚の炎症、かゆみ、乾燥などがでます。

ぜんそく

ホコリが原因となる喘息を気管支喘息といいます。
気道に炎症がおこると、さまざまな症状が突然出る特徴があり、具体的には下記の通り。

・呼吸困難
・喘鳴
・繰り返し出る咳

肺アスペルギルス症

空気中の「アスペルギルス」と言われるカビが肺に侵入することで発症。
慢性的な咳やタン、息切れなどがおこる場合もあります。場合によっては死に至ることもある病気。

よって直置きする場合、 こまめに掃除する必要があります。

そもそもホコリは、衣類などの繊維が床に落ちてできる場合が多いのが特徴。
衣類の繊維が抜けると一旦床に落ち、人の動きや空気の流れなどによって、部屋の隅の方へ寄せられやすいです。

ホコリを放置すると生じるデメリットは2点あります。

・こびりつきやすい
・カビの原因になる場合がある

ホコリを放置すると、掃除に余計に手間がかかるケースがあるので、注意してください。

ホコリが湿気を吸うと固まりやすくなり、こびりつく場合があります。

また、ほこりの中にはダニが多く潜んでいる場合があり、カビの栄養源となってしまいます。

よって、健康に生活したり掃除の手間を減らしたりするためには、こまめに掃除する方がいいでしょう。


マットレスの劣化が早くなりがち

フローリングにマットレスを直に敷くと、長持ちしにくくなります。

理由としては、結露によってマットレスがヘタリやすくなる ため。

体温で温められたマットレスとフローリングの温度差によって、結露が発生しやすくなります。

結露の影響でマットレスに湿気が溜まりやすくなり、マットレスの寿命が短くなる場合があります。

特に、ウレタン素材のマットレスは注意が必要。
ウレタンは熱や水分を吸収しやすい性質があるため、睡眠中の汗や体温などに影響されやすいのが特徴。

よってヘタリやすく、長く使えない場合があります。

底冷えしやすい

フローリングに直接マットレスを敷いて寝ると、底冷えする場合があります。

なぜなら床との距離が近く、床の冷気が伝わりやすいため。

フローリングが冬に冷えやすい原因の一つに、フローリングに使われている素材があります。

一般的によく使われる素材は以下の通り。

・無垢材
・合板

無垢材とは天然の木材を100%使用したもので、空気を多く含むため断熱効果があります。

一方、合板は複数の薄い木材を接着剤で張り合わせてできているため、無垢材のような断熱効果がありません。

しかし合板は安くて経年変化が少ないため、マンションなど多くの住宅で採用されています。

よってアパートやマンションにお住まいの場合、フローリングが冬に冷えやすい可能性があります。

底冷えによって手足の冷たさを感じたり、夜中に目が覚めてしまったりする場合もあるでしょう。

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。


直敷きのメリット

マットレスなどをフローリングに直敷きすることはデメリットばかりではなく、メリットもあります。
メリットは下記の通り。

・費用を抑えられる
・部屋にスペースを生める
・ベッドから落ちる心配がない
・掃除や模様替えをしやすい
・引っ越しの時ラク

低コスト


マットレスなどを直敷きすると、コスト面が安くなります。

なぜなら、ベッドフレームを買わなくてもいいため。

一般的なシングルサイズのベッドフレームの場合、安いものでも5千円以上かかります。

節約を心掛けているひとにとって、少なくない金額と言えるでしょう。

部屋のスペース拡大

ベッドフレームがないと、部屋のスペースを広くできます。

理由として、寝る時以外は壁に立てかけたり、収納したりできるマットレスなどが多いため。

特に、一人暮らしなどで部屋のスペースが十分にない人にとっては嬉しいでしょう。

部屋のスペースを広く取れることで開放感を得られたり、移動をしやすくなったりするなどのメリットがあります。

よって狭めのお部屋でも、快適に生活しやすくなる 場合があるでしょう。

ベッドから落ちる心配がない

ベッドフレームをなくすと、ベッドから落ちる心配がなくなります。

なぜなら、一般的なベッドの高さは30cm以上あり、寝返りをした時に落ちる可能性があるため。

特に、0歳から1歳の赤ちゃんのいる人 は注意が必要です。

実際に大人用のベッドから赤ちゃんが落下して、頭蓋骨を骨折して入院するという事例があるため。

最悪の場合、転落した時にベッドと壁やものの間に頭を挟んで窒息死に至ったケースもあります。

掃除や模様替えをしやすい

フローリング用のマットレスは比較的軽いものが多く、移動をしやすいため、掃除や模様替えをしやすくなります。

ベッドで寝ると掃除をしにくいのが嫌だという人や、ベッドフレームの下を掃除するのは大変だという人もいるでしょう。

しかしフローリングに直接寝ると、掃除がラクになるだけでなく、模様替えもしやすくなります。

一人暮らしでベッドフレームを動かす場合、床が傷つく可能性があるでしょう。

しかし、ベッドフレームがなければ心配はいりません。

引っ越しの時簡単

床に直接マットレスや布団を敷くと、引っ越しの時に便利です。

なぜなら、引っ越し先にベッドフレームを持っていく場合、分解や組み立ての手間が発生するため。

ベッドフレームは基本的にそのままの状態では、引っ越し先まで移動させられません。

よってなるべく手間をかけずに生活したい人や、頻繁に引っ越す人にとっては助かるでしょう。


マットレスなどを直敷きする方法

マットレスや布団を直接フローリングに敷くことには、デメリットがあります。

しかし、それでも直接敷きたいという人に向けて方法を紹介します。

・すのこベッド使用
・除湿シート使用
・アルミシート使用
・コルクマット使用
・カーペット使用

スノコベッド使用

すのこベッドをマットレスなどの下に敷くことで、湿気を逃がすことができます。

理由としてすのこベッドとは、すのこのような形をした 通気性に優れているベッドであるため。

人は一晩でコップ一日分の汗をかきます。
かいた汗はマットレスや布団に吸収され、ベッドの下の方まで湿気を含みやすいです。

しかし、スノコベッドは風通しが良い設計なのでカビが生えにくく衛生的。

また、暑い夏でも通気性が良いため、快適に寝やすいのも特徴の一つ。

ただし、マットレスなどを敷いたままにするのは良くないです。陰干しするなどのメンテナンスは必要です。


除湿シート使用 

除湿シートを使うと、フローリングに直接マットレスなどを敷けます。

なぜなら除湿シートが湿気を吸ってくれ、カビを予防できるため。

除湿シートとは、マットレスなどの下に敷いて使うと、湿気を吸収してくれるものです。

マットレスの上に使うと寝心地が悪くなる場合があるので、使わないようにするといいでしょう。
注意点として、こまめに陰干ししないとカビが発生する場合があります。

よって、定期的に風通しのいい場所で乾燥させてあげると効果的。

汚れた場合、水洗いできるものもあるので、洗濯表示を確認するといいです。

アルミシート使用

アルミシートを使うと、フローリングで寝具を直敷きできます。

理由としては、床と寝ている面との温度差を少なくし、 結露の発生を軽減できるため。

アルミシートをホームセンターや100均でなどで、目にする人もいるでしょう。

アルミシートとは断熱材の一つで、空気を多く含む素材。
寝具の保温性を高めてくれるので冬場に使うと効果的です。

カビが発生する場合があるので定期的に乾燥させ、床もキレイに掃除するといいです。

コルクマット使用

コルクマットを敷くことで、フローリングに寝具を敷けます。

なぜなら、コルクマットには湿気を防ぐ効果があるため。

コルクとはコルクガシという樹皮が原材料となってできたもの。

抗菌素材であるため、 ダニが発生しにくいという特徴があります。

ただし、寝具を敷きっぱなしにするとカビが発生する原因となるため、こまめなメンテナンスは必要です。

陰干しや風に当てるなどして、乾燥してあげるといいでしょう。


直敷きに向いてるマットレス等の選び方

フローリングに直接マットレスや布団を敷いて寝る場合、湿気を含みやすいためマットレス選びも重要です。
これから、フローリングに直接敷いて寝るのに向いてるマットレスなどを紹介します。

具体的には下記の通り。

・通気性のいいマットレス
・厚みのあるマットレス
・ノンコイルのマットレス

通気性のいいマットレス

フローリングに直敷きする場合、通気性のいいマットレスを選ぶといいです。

理由として、マットレスをフローリングに直接敷くことの大敵は湿気 であるため。

人は一晩でたくさん汗をかくため、マットレスには湿気がこもりやすいです。

よって、メッシュ生地のものや通気性のいい中材を使っているものがいいでしょう。

フローリング用のマットレスも販売されており、通気性や吸湿性に優れているものが多いです。
よって、直敷きに向いていると言えます。

厚みのあるマットレス

大人の人の場合、マットレスの厚みは7cm以上を目安にするといいでしょう。

理由として、体重にもよりますが薄すぎるマットレスを使用すると、底つき感の原因となるため。

底つき感があると、体の不調を招きやすく、睡眠の質の低下になる場合もあります。

また、マットレスはある程度厚みのある方が断熱性も上がるメリットがあります。

ただし、厚すぎるマットレスの場合湿気が溜まりやすくなりますし、収納やメンテナンスも大変になりがち。

体重や自身の性格と合っているものを選ぶといいでしょう。

ノンコイルのマットレス

ノンコイルのマットレスは直敷きに向いています。

なぜなら、移動したり立てかけたりしやすいためです。

ノンコイルマットレスとはマットレスの中にコイルと呼ばれるバネが入っていないもののこと。

スプリングマットレスと言われるバネが入っているマットレスと比べて、軽くて移動させやすいのがメリットの一つ。

ただしノンコイルマットレスの中の、ラテックス素材とTPEポリマー素材のものは向いていない場合があります。

重いものが多く、移動や収納が大変になりやすいため。

ラテックス素材とは、ゴムの木からとった樹液を加工した天然素材です。

またTPEポリマー素材とは、プラスチックとゴムからできた高分子素材。柔らかくてしなやかな特徴を持っています。

メンテナンスをしやすいため、 ノンコイルのマットレスを選ぶといいでしょう。

 

まとめ

フローリングにマットレスや布団を直接敷いてもいいのかについて解説してきました。

フローリングに直に敷くと、ホコリを吸いやすかったりカビが生えやすかったりするため、基本的にやめた方がいいでしょう。

しかし、転落防止や低コストなどのメリットもあるため、場合によっては効果的。

直敷きする方法としては、スノコベッド、アルミシートなどを利用するものがあります。

湿気を逃しやすくなるので、実践するといいでしょう。

また湿気対策として、通気性のいいものやメンテナンスしやすいマットレスを選ぶといいです。

本記事を参考に、ベストな選択をしてくださいね。

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FitMap Wellnessを運営する株式会社FiiTは、正しいヘルスケアを直接ユーザー様へお届けすることはもちろん、ヘルスケアを提供する事業者の属人性も無くし、「誰でも健康になれる世界」を創るヘルスケアベンチャーです。 毎日有益コンテンツを制作しています。
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