普段お使いのマットレスが狭いため、眠りが浅くなっていることはありませんか?
「広めのマットレスに買い換えたい」
「ダブルサイズのマットレスは何を選べばいいの?」
「ポケットコイルマットレスについて詳しく知りたい」
そんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
広めのマットレスをお探しならポケットコイルマットレスがおすすめです。
せっかく広めの寝具への買い替えをするなら、失敗しない寝具選びをしておかないと逆に睡眠の質を下げかねません。
この記事では、コイルマットレスの特徴やダブルサイズにポケットコイルマットレスをおすすめする理由について解説します。
記事を読んでいただくことで、ダブルサイズのマットレスになぜポケットコイルマットレスが適しているのかをしっかりと理解できるようになるでしょう。
マットレスのサイズ
まずは、マットレスのサイズに関する規格や特徴を解説していきます。
横 幅 | 縦 幅 | 特 徴 | |
シングルサイズ | 約100cm | 約195cm | ・1人での使用を想定したサイズ
・大柄な人、寝相が悪い人には不向き |
セミダブル | 約120cm | ・1人だと余裕がある
・大人2人の使用には狭い(1名子供等) |
|
ダブルサイズ | 約140cm | ・おおむね2人を想定したサイズ
・寝相が悪い人や大柄な人でも安心 |
どのサイズも横幅こそ違うものの、縦幅は全て同じ傾向にあります。
コイルマットレスの特徴
コイルマットレスはコイルがばねの役割を担っており、ウレタン系のマットレスに比べて弾力性に優れているのが特徴です。
コイルマットレスの特徴を押さえてお使いのシーンに合ったものを選ぶことは重要といえるでしょう。
コイルマットレスは2つに分類されています。
- ボンネルコイルマットレス
- ポケットコイルマットレス
ボンネルマットレス | ポケットコイルマットレス | |
構 造 | ・コイル連結
・規則的な配列 |
・コイル独立
・ポケットコイル使用 |
耐久性 | ・高い | ・一部分弱い箇所も |
メリット | ・安価なもの多数
・耐久性が高い |
・寝心地が良い
・振動が伝わらない(2人用におすすめ) ・動作時に音がしない |
デメリット | ・使用期間がやや短い
・動作時に音がする |
・耐久性が低め(一部分のみ)
・やや値がはる |
両者の違いを見てみると、ダブルサイズのマットレスにするならポケットコイルマットレスが向いているといえます。
2人で使用するということは、マットレスはダブルサイズのものが最適といえるでしょう。
そこで、マットレスにおけるダブルサイズの特徴について解説します。
ダブルサイズ使用上のメリット
ダブルサイズマットレスには構造や特徴から2つのメリットがあります。
- 厚さ
- 体重の圧力を軽減
1つずつ解説していきます。
厚さ
マットレスの厚みにはいろいろな厚みのものがあります。
その中でも、ダブルサイズのマットレスは厚めのものが多い傾向に。
一般的にポケットコイルマットレスの厚さはダブルサイズにしても十分に確保されています。
ダブルサイズにすることでマットレスにも厚みが増すため、ベッドフレームを使用しない直置きも可能となるでしょう。
体重の圧力を軽減
マットレスをダブルサイズにすると厚さがついてくると述べました。
厚さのあるマットレスは、柔らかさもある程度は取り除かれているものです。
ダブルサイズのマットレスになると適度な硬さや弾力性があることで、背面にかかる体重の圧力を分散させてくれます。
寝ている時に背中や腰など1点に体重負荷が集中するのを軽減してくれるため、睡眠時のコリに怯える心配はありません。
ダブルサイズ選定上の留意点
ここでは、マットレスのダブルサイズ選定上における留意点を以下の3つの観点から解説していきます。
- フレームサイズ
- ルームサイズ
- 体格
フレームサイズ
ダブルサイズのマットレスを使う上で、ベッドフレームのサイズと合っていなかったら使えません。
お使いのベッドフレームのサイズを把握しておくことは重要です。
買い替えに失敗しないためにも、先ほど紹介したダブルサイズのマットレス規格に合ったベッドフレームを選ぶようにしましょう。
ルームサイズ
大きさのあるダブルサイズの購入を検討する上では、ルームサイズも無視できません。
その厚みがある特性から、ダブルサイズマットレスはベッドフレームを使用しない直置きでの使用ができると説明しました。
直置きでの使用となると、問題になってくるのはダブルサイズが十分に使用できるほどのルームサイズが確保できているかではないでしょうか。
ダブルサイズのマットレスを使用するルームサイズの目安としては、最低でも6畳以上はあった方が良いとされています。
先にご紹介したダブルサイズのマットレス規格を押さえた上で、部屋の広さが使用するマットレスに合っているかをしっかりと確認するようにしましょう。
身長
身長が高い人はマットレスを選ぶ際に注意が必要です。
ダブルサイズのマットレスは横幅は広いものの、縦幅の規格はシングルサイズと変わりません。
身長がマットレスの縦幅をはみ出してしまったら、ダブルサイズの効果をしっかりと受けられないばかりか、最悪の場合、買いなおしという羽目にもなってしまいます。
マットレスを選ぶ上では使用する人の身長が、ダブルサイズの寸法を越えていないかを確認するようにしましょう。
ポケットコイルのおすすめ五大理由
ダブルサイズのマットレスでコイルマットレスがおすすめな五大理由について解説していきます。
おすすめの五大理由は以下のとおりです。
- 体への負担軽減
- 寝心地
- 横揺れ
- きしみ音
- 使用期間
体への負担軽減
1つ目のおすすめの理由は、体への負担を軽減する効果です。
構造上、ポケットコイルはボンネルコイルマットレスと比べて内部コイルが独立した構造となっています。
独立したポケットコイルが横になった時の全ての部分まで細かくアプローチ。
その作用により、体とマットレスの接地面にかかる体重が一部分に偏りがちなところを、柔軟に分散してくれるわけです。
このため、体の一部にかかる体重の負担を軽減してくれるでしょう。
通常のダブルサイズマットレスでは損なわれがちな体圧分散性ですが、ポケットコイルマットレスはダブルになっても機能が維持されているためおすすめです。
寝心地
それぞれが独立しているポケットコイルは横になった際、部分毎に沈み方が異なります。
体格が大きい人や小さい人に合った沈み方を提供してくれるわけです。
このため、どんな体型の人にも優しく包み込むような快適な寝心地を与えてくれるでしょう。
寝心地はダブルサイズになっても劣ることがないため、2人で使用するダブルサイズにおいても満足の寝心地を約束してくれます。
2人で同時に横になってもそれぞれ違った沈み方をするので、まさにダブルサイズにはもってこいの構造だといえるでしょう。
横揺れ
2人で寝ていると、ダブルサイズマットレス上ではもう1人の方の寝返りなどで起こる横揺れが気になってしまうこともあります。
ポケットコイルマットレスは、その構造上から横揺れしない特性を有しているため、2人での使用を目的とするダブルサイズの使用にはうってつけです。
自分の動作でも横揺れしてしまいパートナーに迷惑がかかっていないかという心配もあるかと思います。
ポケットコイルなら一人が先に寝ていて後からベッドに入る際にも、横揺れしないのでパートナーを起こすことなくベッドインすることが可能となるでしょう。
きしみ音
マットレス内部のポケットコイル同士が独立しているため、マットレス上で動いてもボンネルマットレスのようなきしみ音がすることはありません。
寝返りをたくさんうってしまうことで、きしみ音を立ててしまいがちな方にも安心して使用できます。
2人で寝ていて、もう一方の人が立てるきしみ音が気になる人はダブルサイズマットレスにポケットコイルマットレスを使用してみてください。
使用期間
ポケットコイルは構造上の観点から、どうしても一部分の耐久性が劣ってしまうことがあります。
しかし、全体的な耐久性に影響するものではありません。
重要なのは使用期間が長いこと。
ある程度の厚みもあり内部構造もしっかりとしているので、ポケットコイルマットレスの使用寿命は長いといえるでしょう。
適切なお手入れを継続して使用すれば10年は使用できます。
2人で10年も使えるならダブルサイズの使用には、ぜひポケットコイルマットレスを使いたいものです。
ポケットコイルが向いている人
ダブルサイズのポケットコイルマットレスの使用に向いている人は以下のような人です。
- カップルや夫婦
- 体重が軽い人
- 寝方に癖がある人
1つずつ解説していきます。
カップルや夫婦
ダブルサイズのマットレスを使って2人以上で寝ていると、構造によっては片方だけが沈んでしまうなど、不自然な沈み込みをするものも存在します。
また、寝ている時にパートナーの出入りがあると揺れが伝わってくるもの。
コイルが独立した構造のポケットコイルは、片側のみの不自然な沈み込みがありません。
横揺れもないため夜中のパートナーの出入りによる揺れで起こされる心配もなくなります。
カップルや夫婦でダブルサイズのマットレスを購入する際は、ポケットコイルマットレスを選ぶことをおすすめします。
体重が軽い人
体重が軽い人はある程度の柔らかさがないと横になった時に、体が沈み込むことができず快適な寝心地が得られません。
柔らかい特徴のあるポケットコイルマットレスは体重の軽い人であっても十分な沈み込みが可能となるため向いているでしょう。
体重が軽すぎて快適な寝心地を感じたことがないパートナーがいる方は、ポケットコイルマットレスを使ってみると快適な寝心地が得られる可能性は高まります。
寝相が悪い人
寝る時に横向きで寝たり、寝相が悪いという方はポケットコイルマットレスとの相性が高いため向いています。
コイルの独立構造で横向きで寝たとしても十分な沈み込みを体感できるでしょう。
また、パートナーの頻繁な寝返りで横揺れやきしみ音が気になっているという方には、ダブルサイズのポケットコイルマットレスの使用がおすすめです。
ポケットコイルを選ぶポイント
ダブルサイズのポケットコイルマットレスを選ぶ際は、以下の3点に注目して選ぶようにしましょう。
- 詰めもの
- 耐久性
- スペック
順に解説していきます。
詰めもの
マットレス内コイルと表面の間に詰められている詰めものを把握することは、ポケットコイルマットレスを選ぶ際に重要な指標の1つです。
例えポケットコイルマットレスが柔らかい特性をもっていたとしても、詰めものが入っていないと体圧が上手く分散されないでしょう。
そうなると腰痛などの原因にもなりかねません。
中身がすかすかだとせっかくのポケットコイルマットレスの恩恵を受けることができなくなってしまいます。
購入する際は、内部コイルの上にしっかりと詰めものが入っているかを確認しましょう。
耐久性
耐久性の確認もおろそかにはできません。
ポケットコイルマットレスの耐久性は、ウレタンがどれだけ詰まっているかとスプリングに使用されている綿材によって左右されます。
ウレタンフォームの密度が低いと劣化が早くなってしまうため密度が高いものを選ぶようにすると良いでしょう。
綿材の確認は種類や炭素含有量などを見るようにします。
素材に注意してしっかりとしたポケットコイルマットレスを選ぶことができれば10年以上使い続けることができます。
ウレタン密度とスプリング綿材、この2つの視点を意識して耐久性が高いポケットマットレスを選ぶようにしましょう。
スペック
最後に紹介するポケットコイルマットレスを選ぶポイントはスペックになります。
ポケットコイルには、コイル毎にコイルスペックといわれるコイルの性能を示す項目が表示されています。
コイルスペックを確認することで、失敗しないポケットコイルマットレス選びが可能となります。
基本的に着目する項目は、形状、数、長さ、太さなどですが他にもたくさんの項目を確認することができます。
コイルスペックを確認しないまま選んでしまうと、使用中に想定外のトラブルが起こってしまう状況にもつながりかねません。
一通りの項目を確認して、商品毎に比較してみるとコイルスペックの高い低いが見えるようになります。
購入の際はコイルスペックも確認するようにしましょう。
まとめ
この記事では、ダブルサイズマットレスにポケットコイルマットレスがおすすめな理由や選ぶ際の注意点などについて解説してきました。
自分に合ったマットレスを選ぶのは、1人用でも大変なものです。
そこに2人用のダブルサイズのマットレスとなると、選び方には2人分の対策が必要になってきます。
ダブルサイズのマットレス選びで失敗してしまうとコスト的にも痛手をおこしかねません。
この記事で紹介したおすすめの理由や選び方のポイントを踏まえて、自分に合ったダブルサイズのポケットコイルマットレスを選んでいきましょう。