睡眠ノウハウ

睡眠中に突然ビクッとするのはなぜ?発生の理由と対策法

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「電車内でウトウトしている時にビクっとしてビックリする…」

「授業中に寝ててビクッとなると、友達から笑われて恥ずかしい…」

「寝ている時にビクッとなるのは病気?」

本記事ではこれらのお悩みや疑問にお答えします。

ウトウトしている時にビクッとなると、何が起きたのかわからず混乱したり、周りの人の注目を浴びたりして恥ずかしいですよね。

原因がわからず、病気かもしれないと不安 に思う人もいるでしょう。

そこで、ここから睡眠中にビクッとする理由と対策方法をお伝えするので、参考にしてください。

 

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。

睡眠中のビクッ=ジャーキング

睡眠中にビクッとなるのは、 ジャーキングと言われる生理現象で、心配しなくても大丈夫です。

なぜなら性別や年齢などに関係なく、どんな人にでも起こる可能性があると言われるからです。

約6割から7割の人が経験したことがあると言われるので、特別な症状ではありません。

ジャーキングとは、筋肉の痙攣のうちの一つ。

ジャーキングが起きるのは以下の体の部位です。

・脚
・腕
・頭など

片側の足のみに起こるケースが多いですが、場合によっては両足がビクッとなったり、腕や頭などに及ぶ場合もあります。

また、一度で治るケースもあれば、何度も繰り返してしまうケースも。

無意識の間にジャーキングは起こりやすいですが、大きな音や声など、外からの刺激によって発生するケースもあります。

ジャーキングが起こる具体的なシチュエーションは以下の通りです。

・寝りに入る前のタイミング
・眠りの浅い時
・疲れてる時の睡眠中
・不安定な環境で寝てる時

上記のように、深い眠りに入る前や浅い眠りの時など、無意識の状況で起きやすいのが特徴。

無防備な状態で突然ビクッとなるので、誰だってビックリするでしょう。

例えば昼食後の学校の授業中は、ジャーキングが起こる環境が整っているといえます。

具体的には下記の通り。

・お腹いっぱいで眠くなりやすい
・午前中の勉強の疲れを感じやすい
・学校のイスの中には、硬くて座り心地がよくないものもある

よって、授業中にジャーキングが起こるのが悩みだという人が多いのもうなづけます。

・イスから落ちそうになる
・机やイスを蹴って大きな音を出してしまう

上記のように、悪目立ちしやすい点がツラいでしょうし、先生や友達にも寝ていたことがバレてしまいますね。

ジャーキングを意思の力でコントロールするのはむずかしいので、日頃の生活を見直すのがベストな選択です。

 

睡眠中にビクッとする理由

ジャーキングは眠りに入る前や、寝てる間に起こりやすいのが特徴。

ジャーキングが起こる理由は、今のところハッキリと分かっていませんが、さまざまな研究によって解明されつつあります。

ここからは、ケース別にジャーキングが起こる理由を具体的に解説します。

寝る前にジャーキングが起こる理由

寝始めてから、眠りに入るまでに発生しやすいのがジャーキング。

なぜなら、寝始めると体の力が少しづつ抜けていくのは自然なことですが、それを落下していると脳が勘違いしてしまうケースがあるため。

すると、緊急事態が発生したと脳から体に指令がでて、ビクッとなるわけです。

ジャーキングが起こる理由は以下の3点。

・脳の誤解
・精神的な疲れ
・寝てる時の姿勢の悪さ

脳の誤解

また、深い眠りに入っていく中で、ジャーキングが起こるケースもあります。

眠りに入る中で、脳の副交感神経が優位になって、脳と体はゆっくりとリラックスモードに入っていきます。

しかし、筋肉のリラックスするスピードが脳の想定している以上に早い場合、高いところから落下していると誤解 してしまいます。

よって、体をリラックスモードから活動モードへ切り替えようとして体がビクッとする場合があります。

精神的な疲れ

精神的に疲れていると、ジャーキングが起こる場合があります。

理由としては、精神的な疲れによって睡眠の質が低下しやすいため。

睡眠の質が低下すると、深い眠りに入る時間が減りがち。

すると、浅い眠りの時間が増えて夢をたくさん見るようになるケースがあります。

夢で起こっていることでも現実だと脳が勘違いしやすくなる ので、ジャーキングが発生する可能性があります。

姿勢の悪さ

寝る前の姿勢が悪いと、ジャーキングが起こる原因になります。

なぜなら姿勢が悪いと、脳が非常事態だと判断しやすいため。

例えば通学途中の電車内で寝たときに、ジャーキングを経験したことがある人もいるでしょう。

電車内で寝ると、前後左右の揺れによって悪い姿勢になりがち。

前述のように、脳は異常事態が発生したと判断し、体を守ろうとして指令を出してくれます。

上記の脳の働きの起源は、人類がまだ猿だった頃にまでさかのぼるという研究者も。

人間がまだ猿だった頃、身の安全のために木の上で寝るケースが多かったと言われます。

寝てる間に木から落ちると、命に関わる場合もあるので、悪い姿勢になると脳がとっさに指令を出しやすいですね。

寝る前にビクッとなった場合、通常であれば1秒から2秒で治り、以下の順番で起こるケースが多いです。

①脚
②上半身


寝てる間にジャーキングが起こる理由

寝ている時に、ジャーキングが起こりやすいです。

なぜなら寝ている間は筋肉の活動がストップ して、体が不自然な姿勢になりやすいため。

筋肉は眠っても脳は動いているため、体を立て直そうと指令を出した場合、ビクッとなるというわけです。

また、浅い眠りの時に夢を見やすいです。

高いところから落ちている夢を見たとき、現実に起こっていると脳が錯覚すると体に指令を出してビクッとなります。

以下の夢をみて、ビックリして目が覚めた経験をもつ人もいるでしょう。

・何者かに追いかけられる
・身近な人が死ぬ
・大事な仕事や試験に遅刻
・夏休み終わりに宿題を全くやっていない

よってジャーキングは脳が錯覚を起こした結果起こる現象ともいえます。

脳は意外と騙されやすいもの。具体例は下記の通りです。

・梅干しを食べた時のことをイメージすると唾液が出る
・受験科目のスタート直前をイメージしただけで、ドキドキする
・みどり色のかき氷シロップを食べて、メロン味だと勘違いする(本当はいちご味)

ジャーキングが起こっても、一般的には病気の可能性は低いです。

ただし、以下のケースは病気の可能性があるので注意してくださいね。

・手足のだるさがつづく
・睡眠中に手や足がプルプルする
・特別に暑くもないのに布団を強く蹴飛ばす

上記の場合、自分一人で悩まずに専門機関で相談するといいでしょう。

 

睡眠中にビクッとするのを防ぐ方法

睡眠中にビクッとなると驚いたり、不安になる人もいるでしょう。

ここから、睡眠中にビクッとなるのを防ぐ方法を具体的にお伝えします。
ジャーキングは睡眠の質を高めれば、予防できる可能性が高いです。

具体的には下記の通り。

規則正しい生活

規則正しい生活をすれば、睡眠中にビクッとなるのを防ぐことができます。

なぜなら寝る時間や起きる時間を一定にすると、質のいい睡眠をとりやすいため。

前述でお伝えしたように、精神的な疲れがジャーキングの原因の一つ。

よって、毎晩しっかり寝ることができればストレスにも強くなるので、ジャーキングを予防できる場合があります。

規則正しい生活を送るには、起床時間を一定にするのがポイント。

休みの日でも、起きる時間を遅らせすぎないと効果的です。

遅らせても2時間程度にするといいでしょう。

寝る前の刺激物✖️

寝る前にコーヒーやタバコ、お酒などを控えると寝てるときのビクッを予防できます。

なぜならコーヒーなどを摂取すると、寝ている間に脳が覚醒しやすくなります。

コーヒーやタバコにはカフェイン、ニコチンが含まれていますから、眠りが浅くなりやすいというわけです。

また、お酒を飲むと寝付きは良くなりますが、夜中にトイレに行きがちでしっかり眠れないケースがあります。

寝る前に脳を刺激しない

寝る前にスマホやテレビなどを見るのをやめると、ジャーキングの予防になります。

なぜならスマホやテレビから発せられるブルーライトによって、脳が刺激を受けやすいから。

昼間だと勘違いしてしまうと、睡眠ホルモンがでにくくなり、寝つきが悪くなったり深い睡眠に入りにくかったりします。

ヨガや瞑想でリラックス

寝る前にヨガや瞑想をすると、寝てるときにビクッとするのを防ぐことができます。

理由として、心と体がリラックスすると深い睡眠に入りやすくなるからです。

寝る前なので無理せずに、気持ちいいと感じる程度でやめるのがポイント。

ヨガで心と体をときほぐし、瞑想で心のストレスを洗い流せます。

専門機関で相談

医療機関で相談すれば、寝ている間にビクッとなるのを予防できます。

理由として、基本的には生理現象なので気にしなくていいのですが、病気の場合の可能性もあります。

もし病気の場合、いろいろな対策をやっても改善しないケースが多いでしょう。

症状が悪化する前に、速やかに医療機関で相談してくださいね。

 

睡眠中のビクッは病気の可能性アリ

睡眠中にビクッとなるのは生理現象であるケースが多いですが、病気が原因のケースがあります。
ここから、睡眠中のビクッとなるジャーキングと病気との違いについて詳しく解説します。

よく間違われる病気なのが以下の2つ。

・周期性四肢運動障害
・睡眠てんかん

周期性四肢運動障害

周期性四肢運動障害は、ジャーキングと間違われるケースがあります。

なぜならジャーキングと同じく、寝ているときにビクッとなる特徴があるため。

ただし、周期性四肢運動障害はジャーキングと以下の2点で異なります。

・症状の続く時間が長い
・睡眠中に起こる

症状の続く時間が長い

周期性四肢運動障害が一度起こると、約5秒から90秒間隔で手足がビクッとするのを繰り返す特徴があります。

ジャーキングは1秒から2秒程度で終わるので、時間の長さに差があります。

周りからみても、明らかにおかしいと気づける場合があるでしょうから、迷わず医療機関を受診するといいでしょう。

深く寝ているときに起こる

周期性四肢運動障害は深く眠っているときに起こる 特徴があります。

よって、本人に自覚症状がないケースが多く、病院を受診せずに回復まで時間がかかることも。

周期性四肢運動障害は深い睡眠の時に起こるケースが多く、睡眠の質を低下させがち。

よって理由がわからないままに熟睡感を感じにくく、不眠症などの病気と勘違いしてしまうケースもあります。

病気を改善すれば眠りも改善できる可能性が高いので、なるべく早く医療機関で相談してくださいね。

睡眠てんかん

睡眠転換とは、寝ている間に意識を失うなどのてんかんの症状が出る病気。

睡眠てんかんは、寝付いてからすぐのタイミングと、朝起きる前に起こりやすいのが特徴。

一度起こると、1分から2分続きます。

睡眠てんかんの症状は以下の通り。

・手足の大きな動き
・顔のけいれん
・舌をかむ

など、激しい動きを伴う場合があります。

睡眠てんかんの治療には、薬を用いることが一般的であり、薬のみで改善するケースが多いです。

ただし、なるべく早く改善するためには前述で紹介したように、生活習慣を整えることも重要なポイント。

 

まとめ


睡眠中にビクッとなる「ジャーキング」の理由と対策方法などについて紹介してきました。

ジャーキングとは生理現象であり性別や年齢に関係なく、どんな人にも起こる可能性があります。

成人の6割から7割の人がジャーキングを経験したことがあるため、基本的には心配しなくても大丈夫です。

ジャーキングの起こる理由としては、ストレスや悪い寝姿勢など。

よって、いい睡眠を取ることが解決策の一つになるので、規則正しく生活し心と体がリラックスするようにすると効果的です。

ジャーキングは浅い眠りの時に起こりやすいですが、病気の場合は深い眠りの時に起こりやすいです。

よって病気の場合、自分ではなかなか気づきにくいため、不眠が続くなどの異常を感じたら専門機関を受診するのがベスト。

寝ている時にビクッとなったら、まずは生活習慣を見直してみるところから始めてくださいね。

明日からの生活が少しでもラクになることを祈ります。

 

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