睡眠ノウハウ

マットレスと寝返りの関係を解説!快眠のために重要な選び方

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あなたが今使っているマットレスは、しっかり寝返りを打てるような適切な硬さですか?

快眠のためには寝返りを打つことがとても大切ですが、マットレスが硬すぎたり柔らかすぎると寝返りが打ちづらくなってしまいます。

今回はマットレスと寝返りの関係性と、適切な硬さを選ぶためのポイントをまとめました。もしマットレスを変えたいな、と考えている方は参考にしてください。

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。

マットレスと寝返りの深い関係性

くま

良い睡眠のためにはさまざまな要素がありますが、「寝返り」はその中でもとても重要なポイントです。

睡眠中に寝返りを適度にうち、身体を動かすことで体の循環が良くなり、疲れが取れやすくなります。また、動くことで布団の中の空気が循環されるので、睡眠時の適切な温度が保たれます。上手に寝返りを打てなければ、睡眠の質が低下します。睡眠の質が悪くなるとうまく脳と身体が休まらないため、日中になっても身体の疲れが抜けずに日々のパフォーマンスが悪くなる可能性が

また、寝返りが打ちづらいマットレスを使用していると、睡眠中、同じ体制でいることになり、身体の巡りが悪くなったり、体の一部に負担がかかり続け、腰痛や肩こりの原因になります。もし寝ても疲れが取れない….と言う方は枕やマットレスを見直すと良いかもしれません。

寝返りは硬めマットレスがうちやすい

ベッドシンメトリー

スムーズに寝返りを打つためには、寝具にこだわることが大切。その中でもマットレスを適度な硬さにすることで寝返りが打ちやすくなります。

最適なマットレスは、楽に身体を動かせるような適度な硬さのマットレスです。あまりに柔らかいと腰が沈んでしまい、腰痛の原因になります。

また、マットレスの特徴である厚みもとても重要です。あまりに薄いと「底付き感」があるので睡眠中に寝返りをうちづらくなってしまいます。

また、体圧分散が優れているものだと、体の一部に負担がかからないためおすすめです。

大きさは、広めのマットレスを使うことで、左右に大きく寝返りを打っても問題なく熟睡できます。1人だからシングル、と選ぶのではなく、寝返りの打ち易さですこし大き目を選ぶことも選択肢に入れましょう。

 

敷布団とマットレスどちらが良い?

敷布団

マットレスではなく、敷布団派の方もいると思います。寝返りを考えた時には、どちらの方が適切なのでしょうか?敷布団とマットレスはそれぞれメリットとデメリットがあり、それぞれの特徴を解説しながら適切な方を見ていきます。

敷布団のメリットは、メンテナンスのしやすさと収納できる点です。狭い部屋に住んでいる方や、物を少なくしたいミニマリストには大きなメリットではないでしょうか。

反対にデメリットは、敷布団の厚みが大抵10cm以下で「底つき感」が強いため硬めが苦手な人には不向きです。また、通常は床に直接敷いて使用するため、床の埃が気になる人にもおすすめできません。

マットレスのメリットは、敷布団に比べて厚みがあるため、寝返りが打ちやすい点が大きなメリットです。身体が安定しやすく、寝姿勢の改善も期待できます。

クッション部分の素材も種類が豊富で、カスタマイズがしやすいのも特徴。耐久性があるので、持つものは10年以上使えます。

デメリットは、敷布団と違って収納ができないため、場所を取る点です。もし処分するとなったら、場合によっては処分代がかかることもあります。

加えて、ベッドフレームと併せて使うことが前提なので、総合的な費用はかなり高くなります。

以上の点から、敷布団は扱い易さや安さなどメリットはあるものの、「寝返りの打ち易さ」の観点から見ると、マットレスがおすすめであることがわかります。

 

マットレスの種類

マットレス

マットレスは先述したとおり種類が豊富なため、初心者からすれば何を選んだら良いか迷ってしまいます。そこで、ここではマットレスの種類を「コイルあり・コイルなし」「硬め・柔らかめ」で分けてそれぞれ解説していきます。

コイルあり・コイルなし

マットレスの種類は大きく「コイルあり・コイルなし」に分けられます。

コイルあり

マットレスのスプリング層にコイル(バネ)が入っている種類です。

コイル同士には間が空いているため、通気性の良さが特徴です。コイル入りマットレスの中でも「ポケットコイル」「ボンネットコイル」「高密度スプリング」があります。同じコイルマットレスでもコイルの種類によって硬さ・寝心地が大きく変わってくるため、選ぶ際にはそれぞれの特徴を理解しておくことが大切です。

コイルなし

コイルが入っていないマットレスは、主にウレタンやファイバーでできており、低反発と高反発があります。

コイルありよりかは通気性が劣りますが、その分軽いため使い勝手が良いことが特徴です。

 

硬めマットレス

ベッド2

硬めマットレスは4つの種類があり、コイルあり・なしが2種類ずつあります。

ボンネルコイル

ボンネルコイルは、それぞれのコイルを連結させて1つの土台を形作る設計となっています。コイル全体の面で支えるため、一部が極端に沈むのではなく、全体的に適度に沈み込むことが特徴です。

デメリットは振動が伝わりやすい点なので、いつも家族と一緒に寝ている方などは、寝返りなどで振動が伝わって相手に迷惑をかけてしまうかもしれません。

高密度スプリング

1本の銅線で1つのマットレスを形作る構成となっているため、こちらも部分的に沈まず、体に負担をかけないことが特徴です。

また、体圧分散に優れており、外はソフト、中はしっかりと身体を支えられるような硬さとなっています。

デメリットは販売している会社が少なく、現在販売できるのはフランスベットのみとなっている点です。また他の種類と比べて高価なので、低予算で考えている方には不向きかもしれません。

高反発ウレタン

ノンコイルの高反発ウレタンも、硬めマットレスの一つです。

重みに強く反発することで、身体をしっかりと支える構造になっています。

お尻が沈まないので、寝姿勢の理想である立った時の姿勢に近い寝姿勢になります。

デメリットは、体重が軽すぎると体にフィットしづらい点です。少なくとも50kg以上体重がないと、硬すぎると感じる可能性があります。

ファイバーマットレス

ポリエチレンという高分子繊維を使用したマットレスです。

このマットレスは水で洗える上に通気性に優れているので、定期的に洗濯してそのまま干したりとお手入れがとても簡単です。

適度な硬さとクッション性が特徴なため、これも寝返りを打つのにとても適したマットレスになります。

柔らかめの種類も覚えておこう

やわらかい

これまで硬めのマットレスの種類を紹介してきました。しかしあまりに硬すぎて寝にくくなってしまった….という時には、柔らかめの中から比較的硬めのマットレスを選ぶと、身体が慣れてくるかもしれません。

また、マットレスを選ぶ時に混合しないよう、柔らかめマットレスの名称だけでも覚えておくとお店でも迷わずに選ぶことができます。

ここでは柔らかめのマットレスを3つ紹介していきますので、硬めマットレスと併せて参考にしてみてください。

 

ポケットコイル

1つ1つコイルが独立した状態で布などに包み、全体に並べた構造です。身体を点で支えるため、肩など出っ張った部分に体圧が集中せずに、全身を支えてくれます。ボンネルコイルなどの面で支えるものよりフィット感があり、寝心地が良いことが特徴です。

デメリットは、1つずつコイルが布で覆われているので、その分通気性が落ち湿気が溜まりやすい点です。そのため、定期的に壁に立てかけるなど工夫が必要です。

低反発ウレタン

低反発のウレタンマットレスは、重みに応じて緩やかに沈み込むため、包み込まれるような安心感が特徴です。しかし体重が軽い人だと適度に沈み込みますが、体重が重すぎると潰れすぎる可能性があるため注意が必要です。また、素材の中に空洞がないので、通気性の悪さもデメリットになります。

ラテックス

ラテックスとはゴムの木でできた天然の素材を使用したマットレスを指します。マットレスの他にも化粧用スポンジやゴム風船などに使われる素材です。

近年環境問題への関心の高まりから、このラテックスを採用するマットレスが増えてきました。

メリットとしては、弾力性や復元性が高いため長く使ってもへたれない点です。また、元となるゴムの樹液には防虫効果があるのでダニカビが発生しにくいメリットもあります。

デメリットは水と日光に弱いため、水洗いや天日干しができず、メンテナンスのしづらさが挙げられます。

 

硬めのメリット・デメリット

メリットデメリット

硬めのマットレスには寝返りのしやすさの他にどんな特徴があるのでしょうか?ここでは硬めマットレスのメリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。

メリット

変形しづらい

硬い素材であるため、変形も起こしにくいことが特徴です。長く使えるため、その分節約できるところは嬉しいポイント。

ムレが起こりづらい

柔らかめに比べて沈み込まないため、ムレや暑さを感じにくく、快適に眠れるメリットがあります。

デメリット

好みが分かれる

柔らかい寝心地に慣れている方は、硬いマットレスだと硬くて寝づらい可能性があります。

とくに布団が寝づらい方には不向きです。

硬過ぎると腰痛など体への悪影響も

個人差がありますが、硬すぎるマットレスを使うと身体を痛める可能性があります。特に体重が軽い人は重い人よりもフィットせずに、腰痛などの原因になります。

自分に合ったマットレスの選び方

寝ている女性

硬めがおすすめといえど、自分自身に合った硬さでなければ身体を痛めてしまう場合があります。そのため、それぞれの素材の特徴を理解した上で、実際に試すことがとても大切です。ここでは自分自身に合ったマットレスを探すための方法を解説していきます。

1.体圧分散性が優れているものを探す

一般的に理想の寝姿は、「頭部」「背中」「お尻」「かかと」の4点がマットレスに付いている状態です。

横になった時にどれくらい分散させているのがよいのでしょうか?それぞれ、頭が8%、背中が33%、腰が44%、足が15%と言われています。この理想が叶うマットレスが、適切なマットレスといえます。

2.寝返りが打ちやすいものを探す

無駄な力が入らず、楽に身体を左右に動かせるものが理想です。

実際にお店に行って試してみて、色々な寝姿勢になって確かめましょう。とくに体重が重い方は、柔らかめだと沈み込みすぎるため硬めを選ぶことがおすすめです。

3.さまざまな種類を試す

ショールームなどさまざまな種類が並んでいるお店に行って、自分に合った硬さのマットレスを選びましょう自分で判断しづらいと感じたら、お店のスタッフさんに聞いてみるのもありです。

4.まずは低予算から

先述しているようにマットレスにはさまざまな種類があります。

もし高めのマットレスを検討している場合は、一度同じ機能をもった低価格のマットレスを試してみましょう。

一定期間試してみることで自分に合っているかがより確実になります。

また、中〜高価格帯のマットレスを購入する場合は、返金保証がついているものだと、自分に合わなかった時も買い直せるためおすすめです。

マットレスに関するQA

ベッドサイド

ここではマットレスに関するよくある疑問を解説していきます。

マットレスは定期的に変えるべきか

マットレスなど寝具全般は湿気にとても弱いです。カビを生やさないよう定期的にお手入れすれば長くマットレスを使用できます。

持つものは10年ほど持つと言われていますが、もし寝心地が悪くなったと感じたら、マットレスの買い替えを検討しましょう。

例で言うと、コイル入りはキシキシと音が鳴るようになった、クッション性にヘタリを感じるようになったなど違和感があれば買い替えのタイミングです。

しかし使い方次第で長持ちするので、定期的に壁に立てかけて風を通すなどお手入れを心がけましょう。

マットレスの上に敷布団をしくのはOKか

基本的にマットレスは単体で使うことを前提に作られているため、敷布団は必要ありません。逆に併用することでマットレスが持つ寝心地が変わる可能性があります。直接肌につくことが気になる方は寝心地を邪魔しないような薄いシーツやベットパッドを使用しましょう。

まとめ

女性とベッド

寝返りを適度にうつためには適度な硬さのマットレスがお勧めです。しかし硬さはその人の体重や感じ方によって個人差が大きいため、さまざまな種類が置いてあるショールームなどでたくさん試してみましょう。

みるポイントは、寝返りを楽に打てるか、「頭部」「背中」「お尻」「かかと」の4点がマットレスに付いているかです。

最初は低価格なものから試していき、自分のあった硬さをみていきましょう。

人生の3分の1を占める睡眠時間を質がいいものにするためにも、マットレス選びにこだわってみてはいかがでしょうか。

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