睡眠ノウハウ

睡眠中に全身がしびれる理由は?4つの原因と改善策を紹介

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「寝ている時に全身がしびれて、目が覚めてしまう…」

「寝ていると手や足がしびれるが、もしかして病気?」

「寝ている時に全身がしびれる場合、何かの病気?」

この記事ではこれらのお悩みにお答えします。

眠っている時に手足など、全身がしびれると眠りが浅くなりがち です。


また、何かの病気が潜んでいるのではないかと不安にもなりますよね。

そこで、ここから寝ている時に全身がしびれる原因と改善策について詳しく解説するので、参考にしてください。

 

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。

睡眠中に全身がしびれる4つの理由

 

睡眠中に全身がしびれる理由として、いろいろな可能性が考えられます。

時には、予想外の原因によってしびれが発生している場合があるでしょう。
ここからは、しびれの原因である以下の4点を紹介します。

・悪い寝姿勢
・自律神経の乱れ
・薬の副作用
・病気


悪い寝姿勢

寝ている時の姿勢が悪い と、寝ている時に全身がしびれる場合があります。

なぜなら神経が圧迫されやすくなり、しびれの原因になるからです。

例えば正座をしている時や、正座の姿勢から足を崩す時にしびれを感じる場合があるでしょう。

正座をすると、膝から下の神経や血管に全体重が乗ることになります。

すると、神経が体の重みによって圧迫されてしまうため、電流を流して異常をしらせます。
これがしびれの仕組み。

つまり、しびれとは体からのSOSのサインだといえます。

怪我をした時や骨折した時に痛みを感じるのと同様ですね。
寝ている時の姿勢が悪くなる原因としては以下の2点。

・合わない高さの枕の使用
・お酒を飲んで泥酔


合わない高さの枕を使用

合わない高さの枕を使っていると体がしびれる原因になります。

理由としては、首には脊髄と言われる神経があり、首の神経が圧迫されるとしびれの原因 になるからです。

よって合わない枕を使っているとよく眠れないだけでなく、健康を害する場合があるので、注意が必要。

手や腕のしびれを感じる場合、手や腕に異常が起こって直接しびれているのでなく、首が原因で間接的にしびれているケースがあります。

高すぎる枕を使っている場合、首の角度が急になりやすく、圧迫しやすいのが神経。
すると手や肩のしびれの原因になる場合があります。

低すぎる枕を使っている場合、枕の高さを補おうとして、頭の下に無意識のうちに腕を入れてしまうケースも。
すると、寝ている間に痺れを感じる原因となります。

しびれを侮って長引かせると、重い症状に発展するケースがあります。

・運動マヒ
・モノをつかみづらい
・作業しにくい

上記のようになる前に、適切に処置してあげるといいでしょう。


泥酔して睡眠

お酒を飲んで泥酔している状態で寝ると、全身がしびれる原因になります。

なぜなら、酔ったことで運動神経が鈍くなり、寝返りの回数が減りがち になるからです。

人が一晩でする寝返りの回数は約30回。

寝返りには、いい睡眠をとるための重要な役割があります。

具体的には、筋肉をほぐしてストレッチさせることが役割の一つ。

もし同じ姿勢で寝続けると、腰や肩などの部分に圧力がかかり続け、痛みを引き起こしやすくなります。

酔って寝ると、寝返りの回数が少なくなりがちなので、体のしびれの原因になる場合も。


自律神経のバランスの異常

自律神経のバランスが崩れると、寝ている時にしびれを感じやすくなります。

なぜなら、自律神経のバランスが崩れた状態は自律神経失調症といわれ、代表的な症状の一つにしびれがあるため。

自律神経失調症の原因は以下の通り。

・不規則な生活
・ストレスの蓄積
・筋肉の疲労

症状には個人差があり、根本的な治療法は今のところありません。

自律神経失調症になってそのままにしておくと、いろいろな病気の原因となってしまう場合があります。

なかなか気付きにくいかもしれませんが、原因不明で手足のしびれが続く場合、自律神経失調症の可能性があります。

速やかにかかりつけ医に相談してくださいね。

また、一度病気になると治すまでが大変なので、日頃から生活に気をつけて病気を予防するといいでしょう。


薬の副作用

抗ウイルス薬や抗がん剤などを飲んでいる人の場合、体にしびれを感じることがあります。

なぜなら、薬の副作用としてしびれが起こるケースがあるため。
具体的な薬は以下の通りです。

・脂質異常症治療薬
・抗結核薬
・抗悪性腫瘍薬

寝ている時のしびれだけでなく、以下の症状が出やすいです。

・日頃からつまづきやすくなる
・手足の感覚がなくなる
・手や足に力が入らない
・階段を登りにくい
・イスから立ち上がりにくい

最初は手や足のしびれ程度ですが、次第に症状が悪化していく ケースが多いです。

体に力が入らなくなったり、体を動かしにくくなったりするので、注意が必要。

一般的に薬を飲み続けると症状は悪化しますし、場合によっては後遺症が残るケースもあります。

薬を飲んでいて体の異常を感じた場合、なるべく早くお医者さんに相談すると賢明です。

 

病気

病気が原因 で夜中にしびれを感じることがあります。

なぜなら、しびれには以下の2種類があるため。

①体の神経を圧迫して起こるしびれ
②脳の病気や脊髄の異常どによって起こるしびれ

体の神経を圧迫して感じるしびれは、前述のように、悪い寝姿勢や泥酔状態で寝ると起こりやすいです。
ここでいう病気とは、②の方をいいます。

しびれの原因となりやすい病気は以下の通り。

・糖尿病
・脊髄の異常
・脳の病気
・首や腰のヘルニア

糖尿病

糖尿病が長引くと、手足にしびれを感じる場合があります。

なぜなら、血糖値の高い状態が続くと、神経に異常を起こす物質が細胞内にたまりやすいため。

糖尿病で感じるしびれの特徴は以下の通り。

・足の先がジンジン
・足が冷えたり熱くなったりする
・足や手の感覚を感じにくくなってくる

糖尿病の場合、体の左右対称にしびれが起こるのが特徴です。
また、糖尿病になるとしびれを感じるのは、糖尿病神経症状障害の症状。

脊髄の異常

脊髄に何らかのトラブル が起こると、体のしびれを感じるケースがあります。

なぜなら、脊髄とは脳と繋がっている太い神経のことで、以下の役割があるため。

・脳から指令を受け取って体を動かす
・熱さやしびれなど、体が感じ取ったものを脳に伝える

脊髄は脊椎といわれる背骨によって守られていますが、脊椎が衝撃を受けるなどして、脊髄にも影響がある場合、しびれを感じるケースがあります。

また、交通事故などで脊髄を損傷し、全身に障害が残る場合も。

脊髄に異常が出ると体全体に影響が及ぶことが多いので、気をつけたいですね。


脳の病気

脳の病気 によって、体がしびれる場合があります。

体のしびれを感じやすい具体的な脳の病気は以下の通り。

・脳腫瘍
・脳梗塞
・脳出血

上記の病気が原因で、脳がダメージを受けると体のしびれとなるケースがあります。

体の左右どちらかだけにしびれが発生するのが特徴。

また、顔は「左」がしびれるけど首から下は「右」がしびれるように、顔とその他の部分によって変わる場合があります。
脳の病気の場合、手や足の感覚が鈍くなる人が多いといわれます。

脳腫瘍はいつの間にかしびれを感じるようになったというケースが多い傾向。

一方、脳梗塞や脳出血は急にしびれを感じやすいのが脳腫瘍とは違う点です。


首や腰のヘルニア

首や腰のヘルニアによってしびれが起こるケースがあります。
首のヘルニアの症状は以下の通り。

・手のしびれ
・力を入れにくい

症状がひどい場合、足が痛くなったり歩きにくかったりする場合もあります。

腰のヘルニアの症状は以下の通り。

・お尻や足のしびれ
・力を入れにくい

腰のヘルニアの場合、しびれは下半身全体に及ぶケースも。

腰のヘルニアの場合、重いものを持ち運んだり、かがんだりしがちな人に起こりやすいと言われます。

一方で、特にこれと言った原因がない場合でも発症するケースもあるので注意が必要。

 

睡眠中に全身がしびれる場合の対策方法

前述の通り、睡眠中にしびれが起こる原因は様々ですが、しっかり対策をすれば症状が改善する可能性はあります。
ここから、しびれの原因ごとに対策方法を紹介します。


悪い寝姿勢が原因の場合

悪い寝姿勢を続けると手足のしびれの原因となります。
対策方法の中では最も取り組みやすい内容なので、すぐに実践できるでしょう。


合わない高さの枕を使用による場合

合わない高さの枕を使用している場合、枕の高さを変更するか新しく買い換えるといいです。
自分に合う高さの枕を計測する方法は以下の2つ。

①壁に背中をつけてまっすぐ立つ
②壁と首にできた最も長いスペースを計測

そして、首のスペースをぴったり埋める高さに枕を設定 するといいです。

一人でやるのは難しいかもしれませんから、誰かにやってもらえるといいでしょう。

もしくは、オーダーメイドの寝具店で自分に合う枕を作ってもらうのも一つの手です。

枕を変えればしびれの改善だけでなく、睡眠の質が上がる可能性もありますから一石二鳥でしょう。


お酒を飲んで泥酔による場合

お酒を飲んで泥酔するのはやめましょう。

なぜなら、しびれの原因になるだけでなく、寝てる間にトイレに行きがちになって睡眠の質まで低下しがちだからです。

お酒を飲むことが楽しみだという人もいるでしょうから、健康のためにも徐々に量を減らすところから始めると効果的。

一気に断酒をすると、ストレスを感じて元に戻ってしまう可能性が高いため、少しづつやるのがポイント。

お酒を飲む量を控えればしびれがなくなる可能性がありますから、やってみてくださいね。

 

自律神経のバランス異常による場合

自律神経のバランスを崩して自律神経失調症になった場合、かかりつけ医の指示に従うのが効果的。
一般的には以下の対策がとられます。

・薬の投与
・ストレスの緩和
・生活習慣の見直し

上記のように、薬を飲んでメンタルを改善すれば症状が緩和 しやすくなります。

薬は患者さんにあわせて処方されるため、コレとは決まっていませんが漢方薬が用いられるケースもあります。

また、ストレスを和らげると効果的であるため抗不安薬を処方されたり、瞑想や読書などの精神療法をしたりする場合があります。

症状をよくするには患者さん自身の生活習慣を見直すことも効果的で、重視されるのは以下の点。

・早寝早起き
・適度な運動
・バランスの取れた食事
・良質な睡眠
・タバコやアルコールを摂取しない

上記のように、健康にいいと言われることを習慣にするといいでしょう。


薬の副作用による場合

薬の副作用が原因で全身がしびれる場合、なるべく早くお医者さんに相談するといいです。

なぜなら、しびれが起きる薬は限られ ており、医師に相談すれば解決できるケースがあるため。

基本的には薬の服用をやめれば、しびれが改善する可能性は高いでしょう。

あなたが副作用でしびれているかどうかは、言わないとお医者さんが気づかないケースもあります。
だから、しびれがあってつらい場合、早めにお医者さんに相談してくださいね。


病気による場合

病気が原因の場合、自分だけで症状をよくしようとしても難しいケースが多いです。

いずれにしても、早めにお医者さんに相談すれば、症状が改善しやすいでしょう。
前述の通り病気が原因でしびれる場合、具体的には以下の通り。

・糖尿病
・脊髄の異常
・脳の病気
・ヘルニア

糖尿病の治療には一般的に以下の方法が用いられます。

・運動療法
・食事療法
・投薬など

糖尿病は完治しませんが、上記の治療を続ければ健康な人と変わらない生活を送ることができます。

脊髄の異常によってしびれる場合の治療法は以下の通り。

・保存療法
・手術など

保存療法とは、なるべく患部に刺激を与えないようにして悪化を防ぐこと。
脊髄を一度損傷してしまうと、自然に回復しないので注意が必要です。

脳の病気の場合、治療法は下記の通りです。

・リハビリ
・薬物療法
・手術など

治療を受けるのは脳神経外科や脳神経内科などになります。

ヘルニアの場合、治療法は下記の2点。

・保存療法
・手術など

ヘルニアの治療として、症状によっては手術不要の場合があります。

 

まとめ

睡眠中に全身がしびれる理由と対策について書いてきました。

しびれには、寝姿勢の悪さなど、神経が圧迫されることによって起こるものと、脳の病気などによって起こるものがあります。

姿勢の悪さによるしびれの場合、枕を見直したり、酔ったまま寝ないと効果的。

病気の場合、なるべく早く医療機関を受診するのが賢明です。

だから、しびれが長く続く場合や症状がひどくなる場合、 一人で解決しようと無理しないでくださいね。

特に体の片側にしびれがある場合や、突然しびれを感じた場合は、重い病気の可能性が高いです。

今後あなたのしびれが緩和して、健やかな生活を送れるようになることを祈ります。

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