睡眠ノウハウ

布団とベッドの違いとは?それぞれを選ぶ理由やメリットを紹介

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あなたは布団派でしょうか、ベッド派でしょうか。

日本人は長い間、畳の上に布団というスタイルでした。

それが近年、ベッドとマットレスが急速に普及し、ある調査では日本人の60%以上もの人がベッドを使っているという結果も出ているほどです。

そこで今回は、これから睡眠環境について考えるというあなたに

  • 布団とベッドの違いって何?
  • 布団とベッドのメリットやデメリットが知りたい
  • 布団とベッドのどちらを選んだらいいの?

こんな疑問を解消する記事です。

布団とベッドについてしっかり理解して、理想の快眠ライフを手に入れましょう。

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。

布団とベッドの違い

布団とベッドの違いを考えたことはありますか。

日本人は昔から、畳に布団というスタイルが一般的でした。

ところが初めに書いたように、ベッドにマットレスというスタイルが急速に普及し、いまや日本人の60%以上がベッドを使っているというデータもあります。

これだけ日本人に浸透してきたベッドスタイルですが、その大きな理由はベッドの多様性です。

布団とは違ってベッドは、機能面やサイズの面で種類がとても豊富です。

ライフスタイルが多岐に渡る現代社会の中で、だれでも自分に合った商品を選びやすいベッドがこれだけ受け入れられたのも当然の流れといえるでしょう。

布団とベッドのメリット、デメリット

ベッドとマットレスが普及したとはいえ、布団もまだまだ使用されています。

布団とベッド、それぞれのメリットとデメリットを紹介するので、自分のライフスタイルに合った寝具を検討しましょう。

布団メリット

まず床に直接敷いて使う布団のメリットについて、いくつか紹介します。

日中は部屋を広く使える

布団のメリットといえば、小さくたたんで収納できる点が大きいですね。

ひとり暮らしや子ども部屋、スペースが限られている場所では布団がおすすめです。

押し入れに収納しなくても部屋の端っこにたたんで置いておくだけで、部屋を広く使えます。

お手入れが楽

ほこりなどが気になったら、すぐにベランダに持ち運んで天日干しできるのも布団のメリットです。

人は寝ている間にコップ1~2杯ていどの汗をかくといわれています。

さらに日本は湿気の多い国なので、定期的に干しやすいのはありがたいですね。

最近では丸洗いできる布団も多く販売されています。

寝ている間に落ちる心配がない

小さい子どもを寝かせる場合はもちろん、寝相が悪い人も布団なら落ちる心配がありません。

柵がついているタイプのベッドもありますが、やっぱり床との高低差がないほうがずっと安心して眠れますね。

処分が楽

布団を処分する場合、ベッドにくらべてだいぶ処分が楽です。

粗大ごみとして出す場合でも、ひとりで車に乗せて粗大ごみセンターに運ぶことができます。

自治体によっては、小さくすれば普通ごみとして出せるのでチェックしてみましょう。

寝る場所を変えられる

子どもの成長にあわせて、また夏は涼しい部屋に移動したい、枕の位置を変えたいなど、生活に合わせて寝具を移動させることも出てくるでしょう。

そんなときでも布団なら、簡単に寝る場所を変えることができます。

部屋の模様替えや引っ越しのときにも、布団の手軽さは大きなメリットです。

布団デメリット

お手軽でメリットが多かった布団にもいくつか問題点があります。

ほこりやハウスダストを吸いやすい

布団は床に直接敷いて使うことが多いです。

そして床には、ほこりやハウスダストがたくさん溜まっています。

布団で寝ることで、それらを吸い込んでしまいやすくなるのは大きなデメリット。

とくにアレルギーや喘息体質の人、小さいお子さんがいる場合は十分に気をつけましょう。

上げ下ろしが負担になる

布団だと多くの場合、押し入れに上げ下ろししなくてはなりません。

毎日のことなので、膝や腰に負担をかけたくない人には布団はお勧めできません。

上げ下ろしが大変で敷きっぱなしにした結果、布団に湿気がこもってカビやダニが発生し、不衛生な睡眠環境につながってしまうこともあります。

とくに畳にくらべてフローリングの場合は、湿気がこもりやすいので注意しましょう。

耐久性が低い

布団はマットレスにくらべて耐久性が低いです。

マットレスでは長いものでは10年以上使えるものもありますが、一般的な布団の寿命は3~5年。

体重によってクッション性がなくなってしまうので、ていねいに使ってもやはりダメになるのは早い傾向があります。

底冷えする

とくに寒い時期には、布団で寝ていると体が冷えてしまう人も多いです。

なぜなら布団で寝ていると、床からの冷気がとても伝わりやすいから。

また暖房を使っていてもあたたかい空気は上にたまるので、床に近い布団まではなかなかあたたまりにくいのも原因です。

カビが生えやすい

布団を長く敷きっぱなしにしていると、カビが発生することがあります。

紹介したように人間は寝ているあいだにコップ1~2杯の汗をかくので、その水分が床に伝わりカビの原因となります。

毎日上げ下ろしするのが理想ですが、無理な場合は吸湿シートやすのこを使ったりと工夫が必要です。

ベッドメリット

ここからはベッド、マットレスのメリットについて紹介です。

ほこりやハウスダストを避けられる

ハウスダストゾーンを知っていますか。

これはほこりやダニの死骸など、アレルゲンが多く舞っているゾーンのことです。

そしてこのゾーンは、床から30cmほどまでの高さを指しています。

ベッドの場合はこのゾーンより高い位置に顔がくるので、ハウスダストを避けることができますね。

選択肢が豊富

ベッドは機能面やサイズなどとても選択肢が豊富です。

あなたの寝姿勢に合った商品を選ぶことができるので、睡眠環境で悩んでる人にはベッドがおすすめです。

また収納付きベッドや2段ベッド、折りたためるものなどインテリアとしても重要な役割を果たしていますね。

マットレスの寝心地がよい

寝心地の好みは人それぞれ。

ですが布団よりベッドの方が機能面で優れているため、寝心地がよいと感じやすいようです。

たとえば体圧分散性。

体圧分散性とは、体にかかる圧力を分散させて一部だけにかかる負担を和らげる性質のことです。

マットレスは一般的にこの体圧分散性が高いので疲れが取れやすく、質の高い眠りにつくことができます。

起きるときの体の負担が少ない

朝起きて立ち上がるときに、体への負担が少ないのもベッドのメリットです。

脚や腰に問題がある人は、布団から立ち上がるだけでも大きな負担になるでしょう。

ベッドは上げ下ろしをする必要がないこともまた、持病のある人にはうれしいですね。

ベッドデメリット

日本人の過半数が使用しているベッドのデメリットには、どういったものがあるのでしょうか。

場所をとる

ベッドは部屋の中のかなりのスペースをとります。

寝ていない日中は、デッドスペースになってしまいます。

しかも一度設置するとなかなか動かせないので、置く場所についてしっかり考えてから購入しましょう。

とはいえベッドはサイズも豊富で折りたたみタイプなどもあるので、いちど寝具売り場で確認してみましょう。

マットレスは干すのが大変

機能面がすぐれているとはいえ、もちろんベッドのマットレスにも湿気はたまります。

布団なら気になったらすぐに干せますが、マットレスは重たいのでなかなかそうはいきません。

干すのが大変で放置した結果、カビが発生して睡眠環境が悪くなってしまわないようにしましょう。

処分するのに手間がかかる

ベッドは大型家具なので、処分に手間がかかります。

自治体にもよりますが、事前の手続きが必要でお金もかかります。

できるだけベッド購入時に、処分についての確認をしておきましょう。

古いベッドやマットレスを引き取ってくれるサービスもありますよ。

布団とベッドの組み合わせ

あまり多くはありませんがマットレスの上に敷布団を敷いて使うパターンもあります。

ただ、上手に組み合わせないとかえって睡眠環境を悪くしてしまうことがあるので、それぞれ組み合わせてもOKなパターンとNGなパターンを紹介します。

組み合わせてOKなパターン

①おりたたみマットレス+敷布団

マットレスの中でもおりたたみタイプを使っている人。

敷布団を上に使うと寝心地アップにつながります。

敷布団だけだと底付き感が気になる場合も、マットレスを使うことで快適さアップ。

②アンダーマットレス

アンダーマットレスとは、敷布団の下に敷いて使うサポート寝具です。

おりたたみマットレスと同じく、敷布団で底付き感を感じる場合にはとても有効。

ふつうのマットレスとくらべて耐久性は低いですが、布団と併用できるのでありがたいですね。

③マットレストッパー

マットレストッパーはマットレスの上に乗せて使います。

アンダーマットレスと同じく睡眠環境を改善するサポート寝具です。

マットレスだけでは寝心地が悪かったり、起きた時に体が痛んだりする場合は検討してみましょう。

マットレストッパーを使うことでマットレスの寿命をのばす効果もあります。

組み合わせがNGなパターン

①やわらかい敷布団にやわらかいマットレス

やわらかい敷布団にやわらかいマットレスを組み合わせると、両方ともやわらかいので腰が大きく落ち込んでしまいます。

そうなると寝姿勢が崩れて体も疲れてしまうので、この組み合わせは避けましょう。

②通気性が悪い敷布団に通気性が悪いマットレス

通気性が悪い敷布団とマットレスを合わせると、一段と湿気がたまりやすくなってしまいます。

湿気がたまるとカビやダニが発生し、睡眠環境が悪化してしまうので、できるだけ通気性のいい素材同士の組み合わせを意識しましょう。

③高反発や低反発マットレスの上に敷布団

高反発マットレスや低反発マットレスは体圧分散性にすぐれているという特徴があります。

そのマットレスの上に敷布団を使用してしまうと、せっかくの長所が失われてしまいますね。

マットレスの効果を十分に活かすためにも、組み合わせ方には注意しましょう。

布団とベッドどちらを選ぶべきか

布団とベッド、またその組み合わせについてのメリットやデメリットを紹介しました。

では実際にあなたに合った寝具を選ぶポイントはどこにあるのか。

いくつかのパターンを紹介するので、メリットデメリットと合わせて参考にしてください。

子どもと一緒に寝る場合

子どもと一緒に寝る場合、優先するのは安全性。

なのでベッドよりも布団で寝ることをおすすめします。

布団だとお手軽ですぐに収納できるので、日中子どもと過ごすスペースも確保できますね。

肩こり、腰痛もちの場合

肩こりや腰痛に悩んでいる人、また年齢が上がるにつれて体のあちこちに痛みが出ている人には断然ベッドがおすすめ。

起き上がる時の動作で負担が少なく、また寝返りを打つときもベッドなら体をサポートしてくれます。

毎日の上げ下ろしがないのも大きなポイントですね。

体格がいい人の場合

体格がいい人にはベッドがおすすめです。

なぜならマットレスは耐久性にすぐれていて、機能面でも体型に合ったベッドを選ぶことができるからです。

体に負担がかからないよう、体圧分散性にすぐれた商品を選びましょう。

反対に布団だと、クッション性がすぐになくなってしまう可能性が大きいです。

布団とベッドまとめ

布団とベッドについての記事でした。

まとめると

  • 布団とベッドのちがい
  • 布団とベッドのメリットデメリットを知っておく
  • 自分のスタイルに合った寝具を選ぼう

こんなことを中心に紹介しました。

布団にしようかベッドにしようか悩んでるあなたのお役に立てたらうれしいです。

寝具は長年使うものなので、選ぶときはしっかり比較して最適な商品を選びたいですね。

また睡眠は生活に欠かせないとても大切な行動のひとつ。

納得できる睡眠環境を手に入れて、イキイキした人生につなげましょう。

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