睡眠ノウハウ

毛布はクリーニングすべき?出すタイミングや料金の相場は

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寒い季節に大活躍する毛布。毎日使うからこそ、清潔に使いたいところですよね。しかし、いざ毛布を洗おうと思うと、クリーニング業者に頼むか、自分でやるか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

今回は、毛布クリーニングを業者に頼むメリットや、料金の相場などを紹介。自宅で洗うかか業者に頼むか、それぞれのメリットデメリットを比較したい時に、今回の記事をぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。

毛布はクリーニングすべき?

そもそも毛布はクリーニングに出さなければ洗えないのでしょうか?結論から言うと、必ずしも業者に頼む必要はなく、自宅で洗ってもOKです。

洗っても問題ないかは、毛布についている洗濯表示で確認できます。洗濯OKな場合、手洗いならばOKな場合、そもそも洗濯不可の場合がありますので、自宅で洗いたい場合はしっかりと洗濯表示を確認しましょう。しかし、よほど高価だったり、特殊な生地でなければ自宅で洗濯OKのものが多いです。

クリーニングに出すメリット

毛布は必ずしもお店に頼む必要はないといえ、自宅で毛布をクリーニングするのはとても大変です。また、業者に頼むことでメリットもたくさんあります。ここでは、毛布をクリーニングに出すメリットを紹介します。

手間が省ける

毛布をクリーニングに出す1番のメリットは、手間を省けるところにあります。

もし、洗濯機で洗える生地であったとしても、通常のコースより時間がかかる上、干すスペースも考えなければなりません。

手洗いのみOKの生地の場合は、浴槽に水を溜めて足踏みして洗わなければならず、時間も体力も奪われてしまいます。それが家族全員分となるととても大変です。

毛布クリーニングを業者に頼めば、そういった手間を一切省くことができます。

ダニのケアができる

毛布はダニの温床としても有名な場所です。しっかりケアしないとアレルギーの原因になる可能性も。

クリーニングでダニ駆除サービスを行っているところであれば、生きているダニをしっかり死滅させ、死骸やフンなどのアレルゲン除去も一緒に行ってくれます。

また、ダニの栄養となる皮脂汚れや汗もしっかり落としてくれ、ダニの繁殖を防いでくれます。

コインランドリーより総額は安くなる

毛布クリーニングで、コインランドリーを検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、コインランドリーは洗濯機と乾燥機が別の場合が多く、一回の洗う量も限られています。

また、コインランドリーの乾燥機は乾きにくいため、何度も乾燥機をかけ直さなければいけない場合、総額換算すると、業者に頼むより高くなってしまう可能性も。

一方クリーニング業者に頼めば、洗濯と乾燥、ダニ駆除、除菌まで行ってくれるため、トータルで考えると、クリーニングに出す方が安く済む場合が多いです。

シーズンオフは保管してもらえるところも

冬は暖かく大活躍の毛布ですが、夏は収納場所に困ってしまう、と言う方も多いのではないでしょうか。

クリーニングと一緒に使わない間保管してくれる業者に頼めば、収納に困らないためとても便利です。また、梅雨時期はしっかり保管しなければカビになってしまうこともあります。業者にお願いすれば、カビやすい時期もプロが保管してくれるのでとても安心できます。

どんな人におすすめ?

毛布クリーニングは自宅でもできるとはいえ、業者に頼むメリットはとても大きいです。どんな人にメリットが大きいか、それぞれ解説していきます。

家族がいる方

子供の分まで洗わなくてはいけない人は、管理がとても大変です。手洗いとなると、時間も体力も必要なため、クリーニングはプロであるクリーニング業者に任せてしまいましょう

ダニ除去や除菌処理もしてくれるところであれば、小さい子供がいる家庭でも安心してつかえます。

布団の枚数が多い場合はその分お得になる場合が多いので、選ぶ際はまとめることで割引されるような業者を選びましょう。

部屋が狭く、保管スペースがない方

部屋が狭い場合、布団の置き場所はとても困ります。クリーニングならば、保管も一緒に行ってくれるところも多いので、収納が少ない部屋に住んでいる方はとてもおすすめです。

忙しくて布団ケアができない方

自宅で布団をクリーニングする際は、手間も時間もかかります。仕事やプライベートで忙しい方は、布団ケアを疎かにしがちな方も多いのでは。定期的に洗濯をしないとダニや雑菌の繁殖の原因となってしまうため、自分でクリーニングするのが億劫である場合は、思い切って業者に頼んでしまいましょう。

アレルギー持ちの方

毛布クリーニングの魅力の一つに、自分ではケアしきれないダニや菌の駆除まで行ってくれるところにあります。アレルギー持ちの方は定期的にクリーニングに出すことがおすすめです。今は症状が出ていなくても、知らず知らずのうちにダニの死骸などが元であるハウスダストを吸い込んでしまう可能性もあります。将来の予防としても、毛布クリーニングはおすすめです。

毛布クリーニングにおすすめの生地

毛布の中でも、自宅ではなくクリーニングに頼むのにおすすめな生地を挙げていきます。

カシミヤ

カシミヤとは、カシミヤヤギから採れる動物繊維を指します。厳しい寒さから守るために生えた毛なので、保温性・保湿性にとても優れています。

カシミヤはとてもデリケートな生地で、毛玉ができやすかったり、縮みやすさが特徴です。自宅で洗える場合もありますが、相当丁寧に行わなければならないため、プロの手に任せてしまうことがおすすめです。

ウール

保温性が高く、冬の時期に重宝するウール。主に羊の毛を使った生地ですが、縮む可能性があるため、自宅で洗うにはあまりお勧めしない素材です。プロにお任せすることで、型崩れを防ぎ清潔に使うことができます。

シルク

かいこのまゆから作られたシルクも、肌触りが良く保温性も高いため毛布にも使われる素材ですが、水に弱いため洗濯機で洗えない場合が多くあります。また、シルク生地は高価であることが多いので、上質な生地を大切に扱うためにもクリーニングに出すことがおすすめです。

毛布をクリーニングしないとどうなる?

毛布を洗わずに放置していると、カビや悪臭の原因になってしまいます。寝ている間、人はコップ一杯分の汗をかきます。その汗や皮脂が生地に染み込み、イヤな匂いを放ったり、菌の増殖につながる恐れもあります。また、皮脂をエサにダニが繁殖してしまい、アレルギーによるかゆみを引き起こす可能性もあります。

また、毛布は直接肌に触れるものですので、肌触りがよくないと睡眠の質を左右することもあります。

いずれにせよ、それほど頻繁に洗わなくても良いので、1シーズンに1回はクリーニングに出しておくことが大切です。

毛布クリーニングに出す方法は大きく2つ

毛布クリーニングは大きく分けてお店に直接持ち込む「店舗クリーニング」と、自宅まで引き取りに来てくれる「宅配クリーニング」があります。それぞれ解説していきます。

店舗クリーニング

店舗クリーニングとは、実店舗でクリーニングを受け付けてくれる業者をいいます。店舗に持ち込む方が割安になる場合が多いので、近所に店舗がある場合は持ち込みの方がおすすめです。

宅配クリーニング

近所に店舗がない場合や、店舗に持ち込む時間がない方は、自宅まで取りに来てくれる宅配クリーニングがおすすめです。宅配の方が実店舗持ち込みより、送料なども含まれているため若干料金は高いことが多いので注意が必要です。

また、宅配クリーニングの方が、ひどい汚れやシミも無料で落としてくれる場合が多いです。

おすすめの毛布クリーニング業者

毛布クリーニングでおすすめの業者を紹介します。

白洋舎

衣類クリーニングで有名な白洋舎ですが、毛布クリーニングも受け付けています。オプションで保管サービスを付けられるので、クリーニングと一緒に保管もしてほしい方にはおすすめです。

リネット

リネットは宅配クリーニングの中でも大手として有名です。毛布のみでもクリーニングすることができ、布団とセットで頼めば割引してくれます。

専用のアプリがあるので、気軽に申し込めるところも嬉しいポイントです。

ただし、保管サービスはないため、クリーニングと一緒に保管もお願いしたい人には不向きでしょう。

ししもと

ししもとは、毛布と布団セットのみクリーニングを受け付けており、トータルの料金がやすいと評判です。また、石鹸を使って洗うので、オーガニック素材の毛布でも安心して預けられます。

毛布をクリーニングに出すタイミングは?

毛布は基本的に1シーズンに1〜2回ケアできればOK。寒い時期が終わり、衣替えをするタイミングで問題ありません。生地によっては洗いすぎて痛む可能性もあるため、1年に1〜2回程度で十分です。

また、ダニや雑菌の繁殖は特に梅雨の時期に多くなるため、その時期を迎える前には洗濯を終えておきましょう。

また、繁忙期や布団の種類によっては仕上がりまでに時間がかかる場合も多いため、使う直前にクリーニングに出したいと考えている人は注意が必要です。

羽毛布団はクリーニングに出すべき?

人によっては、羽毛布団は生地が痛むからクリーニングに出さない方がいいのでは?と考える人もいるかもしれません。しかし、羽毛布団でも使っていけば汚れてしまいますし、ダニや菌も繁殖してしまいます。デリケートな生地だからこそ、定期的にプロの業者にクリーニングしてもらうことで、長く清潔に使い続けられます。

毛布のクリーニング料金は?

毛布クリーニングは、通常の毛布か二重毛布かで変わります。二重の方がやはり料金が高くなる傾向があります。

大手クリーニング店では大体1枚2000円前後が相場となっており、保管も頼むと3000円〜4000円程度となっています。

高級素材の布団は別料金が発生することもあるため、注意が必要です。

毛布クリーニングはどれくらいで仕上がる?

毛布を預けてから仕上がるまでには、大体10日〜2週間ほどかかります。

繁忙期である5月〜10月付近になるとさらに納期が延び、プラス2〜4週間は見ておいた方が安全でしょう。

また、デリケートなシルクや絹など、熱に弱い素材でできた生地は、業者によっては自然乾燥を行うため、1ヶ月かかる場合もあります。

また、持ち込みか宅配かで期間も変わってきます。不安な方は、クリーニングに出す前に一度問い合わせてみても良いでしょう。

毛布のサブスクという手も

ここまで、毛布クリーニングについて解説してきましたが、毛布の管理自体が面倒だ、という方もいるのではないでしょうか。

そんな方には「寝具のサブスク」を検討してみることがおすすめです。

自分自身で洗濯する手間も、クリーニング業者を比較検討する必要もなく、定期的に新しい布団が届くので、清潔な布団を楽に使用することができます。

また、毛布の種類もさまざまあり、中には高品質毛布をお試しできるところもあります。

寝具のサブスクを選ぶ際は、自分が利用したい寝具がセットになっているか、寝具のラインナップの品質はどうか、月々にトータルでいくらかかるのかを注意して選びましょう。

まとめ

毛布クリーニングは必ずしも業者に頼む必要はありません。しかし自宅でクリーニングするには、手間と時間がかかるため、仕事が忙しい方や家族が多い方はプロに任せることがおすすめです。

また、クリーニング業者に依頼すれば、ダニ駆除や除菌加工をしてくれるので、クリーニング後も安心して使用できるところも大きな魅力です。

毛布を洗わずに使用していると、カビや悪臭の原因になるため、最低でも1シーズンに1回は洗うようにしましょう。繁忙期にクリーニングに出すと、仕上がりまでに時間がかかる場合があるため、余裕を持って依頼することが大切です。

また、毛布の管理自体が面倒な人は、寝具のサブスクを検討してみるのもおすすめです。メンテナンスフリーで、定期的に清潔な寝具と交換してくれるため、とても便利です。

睡眠の質にも大きく影響する毛布のメンテナンス。定期的にケアして、良い睡眠時間を過ごしてくださいね。

 

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