睡眠ノウハウ

ベッドと敷布団どっちがいい?メリットやデメリットを比較解説

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「ベッドと敷布団って、結局どっちを選ぶのが正解なの?」
「ベッドと敷布団それぞれの、メリット、デメリットを知りたい」

このようなお悩みはないでしょうか?

ベッドと敷布団は、それぞれ良い点も悪い点もあり、何を重視するかによって選び方が異なってくるでしょう。この記事では、メリットとデメリットを徹底解説し、さらにお悩み別の比較ポイントを紹介します。

この記事を読むことで、寝具の選び方に迷うことはなくなるはずです。

 

1. ベッド派?敷布団派?

マットレスとクマ

あなたは普段ベッドで寝ていますか、それとも敷布団で寝ていますか?

各種アンケートの結果によると、ベッドで寝ている人が6〜7割、敷布団で寝ている人が3〜4割といった結果が多いようです。日本人とはいえ、現代人はベッドで寝る人のほうが多いようですね。

 

2. ベッドのメリット5選

ベッド

まずは、ベッドのメリットです。ベッドは、寝心地がよいなど、健康を考える方にとってはメリットの多い寝具です。また、マットレスのバリエーションが多く、ニーズにあったマットレスを見つけやすい、といった特徴があります。それぞれみていきましょう。

この記事の監修者
睡眠健康指導士、建築物環境衛生管理技術者
佐々木崇志
東北大学大学院薬学研究科修了。修士(薬科学)、建築物環境衛生管理技術者。 修了後は臨床研修指定病院で医局秘書や学生担当として全国の医療を志す学生や医療従事者と携る。勤務していく中で睡眠に関する訴えが医療従事者にも多い事に気づき、自身も医療従事者や患者の助けにならないかと考えるようになり個人で活動を始める。現在は東北を活動の拠点として睡眠(体内時計・時計遺伝子)の研究の経験、資格の知識を生かしながら睡眠啓蒙活動を行なっている。

①マットレスの寝心地のよさ

マットレスは、体圧分散性(身体にかかる圧力を分散させる性質)に優れているため、特定の部位にかかる負担を減らすことができます。そのため、腰や肩に痛みがある場合は、マットレスを使用することで痛みを軽減でき、「寝心地がよい」と感じるでしょう。

②起き上がりの負担の小ささ

ベッドは、床からの距離があるため、上半身を起こしたあとに足を降ろすだけで立ち上がることができます。特に、高齢者など、足腰が弱っていると、1人で布団から起き上がることが難しい場合もありますが、ベッドであれば、1人での起き上がりも問題なくできるでしょう。

③日々の片付けの簡単さ

毎日たたむのが一般的な敷布団と違って、マットレスは基本的にはベッドフレームに設置したままで、掛け布団のみたたむ場合が多いため、手間がかかりません。

④床のホコリやハウスダストからの遠さ

毎日掃除をしていても、床には、目に見えないホコリやハウスダストがたまっています。ベッドで寝る場合は、床からの距離が遠くなるため、ホコリを吸い込んでしまう心配が少ないです。喘息などの、呼吸器系の疾患がある方は、ベッドを選ぶと安心でしょう。

⑤商品の選択肢の多さ

マットレスは、敷布団と比べて、素材やサイズなどのバリエーションが豊富です。

素材は、

  • コイルの種類 … ボンネルコイル、ポケットコイル、ノンコイル、など
  • やわらかさ … 低反発(やわらかめ)、高反発(かため)、など

といった様々な種類が用意されています。

サイズは、

  • セミシングル
  • シングル
  • セミダブル
  • ダブル
  • クイーン
  • キング

6種類が用意されているため、それぞれの体型や家族構成に応じて、サイズを選択することができますね。

そのほかにも、製造メーカーごとの違いがあったり、腰痛対策に特化したマットレスがあったりと、ニーズにあったマットレスをみつけやすいのが特徴です。

 

3. ベッドのデメリット4選

ベッド

メリットの多いベッドですが、デメリットもあります。汚してしまった場合の掃除の大変さや、処分するときの大変さが、代表的なデメリットです。

①ベッドが占める場所の大きさ

ベッドは、もっとも小さいシングルサイズでも、幅が約97cm、長さが約195cmのサイズがあり、部屋の4分の1から3分の1を占める大きさです。たとえば、小さなワンルームでの一人暮らしなどの場合は、ベッドを置くだけで部屋を圧迫してしまい、ほかの家具が置きづらくなる可能性があります。

②マットレスのお手入れの大変さ

マットレスは、布団のように、

  1. 洗濯機で丸洗いして、
  2. ベランダで天日干し

といったお手入れをすることができません。
万が一、マットレスに飲み物をこぼして、汚してしまった場合は、以下のような手順を踏んで汚れを落とす必要があります。

  1. 中性洗剤をしみこませた布で丁寧に叩きながら汚れを落とす
  2. 洗った布で、マットレスに残った洗剤を落とす
  3. ドライヤーなどでしっかり乾かす

 

また、マットレスを敷きっぱなしにしていると、湿気がたまってカビやダニが発生する原因となってしまいます。定期的に壁に立てかけたりすることで、湿気をとばす必要がありますが、軽くて10kgほど、もしくはそれ以上の重さのあるマットレスを持ち上げるのは、簡単ではありません。
忙しい現代人にとって、お手入れに時間がかかってしまうことはデメリットとなるでしょう。

③処分の大変さ

マットレスを処分するためには、以下の6つの方法がありますが、どれも簡単ではありません。

  1. 粗大ごみ
     …玄関先や収集所まで自分で持ち込む必要がある
  2. リサイクルショップ、買取サービス業者
     …古いものや、ノーブランドのものは買取が難しい
  3. 廃品引取り業者
     …引取り費用が10,000円から15,000円と割高
  4. 家具店での新品購入時の引取サービス
     …引取サービスを実施している家具店は少ない
  5. 地域のネット掲示板
     …取引相手とのやり取りに時間と手間がかかる
  6. 自分で解体
     …バネを切断するための金属カッターなどが必要になる

このように、マットレスを処分するには手間や費用がかかることが多くなります。

④ベッドから落ちる危なさ

とくに、小さいお子さんのいるご家庭では、お子さんが寝返りによってベッドから落ちてしまうことがないか、心配になるでしょう。その場合は、ベッドガードを購入するなどの対策が必要になります。

 

4. 敷布団のメリット5選

敷布団

次に、敷布団にはどのようなメリットがあるのでしょうか。敷布団は、マットレスとは反対に、お手入れや処分が簡単なところが特徴的です。

①部屋を広く使える快適さ

基本的に敷布団は、寝るときに敷き、起きたら畳んで押し入れやクローゼットにしまうという方が多いのではないでしょうか。敷布団をしまえば、昼間はそのスペースを広々と利用することができます。

②お手入れの簡単さ

敷布団は、丸洗いできるものが多いです。(羊毛布団、ウレタン布団などは水に弱く、丸洗いできない場合があります。)
丸洗いできるものであれば、コインランドリーに持ち込んで洗濯することで、以下のようなメリットを得ることができるでしょう。

  • 高い洗浄力で汚れやダニを除去できる
  • 業務用の乾燥機ですぐに乾かすことができて、家事の時短になる

近所のコインランドリーに持っていくだけで、清潔でふわふわな布団の仕上がりになるため、とても簡単です。

③処分の簡単さ

住んでいる自治体のルールによりますが、敷布団は、燃えるごみの指定袋に入れて、通常のごみと同じように処分できる場合が多いでしょう。
マットレスのように、必ずしも粗大ごみとして出す必要はないため、手軽に処分することができます。

④落ちてケガをすることのない安心感

敷布団は、床に直接敷いて使用するため、床との段差がほとんどありません。寝返りを打って、布団から落ちたとしても、すぐにケガをする可能性は低くなります。

⑤メリハリのある生活

敷布団を使用すると、「朝起きたら畳んで、押し入れやクローゼットにしまう」という、朝のルーティンができるため、脳が「これから1日が始まる」ということを認識しやすくなります。敷布団をたたむことで、1日のリズムが作られるため、メリハリのある生活を送りやすくなるでしょう。

 

5. 敷布団のデメリット5選

布団

敷布団のデメリットは、主に健康に関わるものが多いです。腰への負担、ハウスダスト、冷えなどのデメリットがあるため、健康を重視する方にとっては、特に考慮するべき項目でしょう。

①腰への負担の大きさ

敷布団は、購入したばかりの頃はふかふかですが、毎日寝ているとへたりが早いです。薄くなってきた敷布団は、マットレスの反対で体圧分散性が低いため、腰などの身体の一部に体圧が集中してしまい、負担を感じるでしょう。また、厚みが10cm以下の薄い敷布団の場合、腰などの体圧がかかっている部分が沈み込み、「底付き」をすることがあります。「底付き」をして、床のかたさに圧迫されることは、腰痛の原因の一つです。

②日々の片付けの手間

敷布団を毎日片付けるのは手間だと考え、敷きっぱなしにしてしまう人もいます。しかし、敷布団を上げ下げしないと、湿気がたまってカビやダニが発生する原因となったり、ホコリがたまってしまったりと、デメリットが大きいです。これを避けるためには、やはり毎日の片付けが必要になるでしょう。

③床のほこりやハウスダストの近さ

敷布団は直接床に敷くため、床からの距離が近い場所で寝ることになります。床には目に見えないハウスダストがたまっているため、敷布団で寝ることでハウスダストを吸い込みやすいです。

④耐久性の低さ

もともとの品質や、使う人のお手入れの頻度によっても変わってきますが、敷布団の寿命は長くても3年から4年といわれています。中綿の密度が低かったり、反発力が小さかったりすると、より耐久性が低いです。

⑤床冷えの可能性

「床冷え」とは、床からの冷気が布団の内部を伝ってダイレクトに届き、体が冷えることをいいます。特に、畳ではなくフローリングのうえに敷布団を敷いている方は、床冷えしてしまう可能性が高いです。

 

6. ベッドと敷布団の比較ポイント

考える人

これまでみてきたように、ベッドと敷布団それぞれに、メリット、デメリットがあるため、一概にどちらを選ぶべきとは断言できません。ここでは、5つの比較ポイントをご紹介しますので、「自分は何を重視したいのか」を考えてから、そのポイントを満たすことができる寝具を選んでみてください。

①健康面

健康面を重視したい場合は、以下の3つのポイントから比較するとよいでしょう。

【比較ポイント①腰への負担】

すでに腰痛を持っているなど、身体になるべく負担をかけたくない場合は、ベッドを選ぶと腰への負担が小さいです。特に、コイルが入っているマットレスが腰痛対策としてはよいでしょう。

【比較ポイント②起き上がり】

足腰が弱っている場合など、起き上がるときの負担を減らしたい場合は、ベッドを選んでください。足を下ろして上半身を起こすだけで簡単に起き上がることができます。

【比較ポイント③ハウスダスト】

床のハウスダストの吸い込みを避けたい場合は、ベッドを選びましょう。呼吸器系の疾患の悪化や、アレルギーのリスクは、ベッドのほうが低くなります。

②家族構成

それぞれの家族構成によっても、寝具を選ぶときのポイントは異なります。

【家族構成①1人暮らし】

1人暮らしだと、部屋があまり広くないことが多いですよね。部屋をなるべく広く使いたい場合は、敷布団を選ぶとよいかもしれません。部屋にベッドを置くスペースを確保できる場合は、ベッドを選んだほうが健康面でのメリットは多いです。

【家族構成②夫婦2人暮らし】

2人暮らしで一緒に寝る場合は、お互いの寝返りなどの振動が気になることもありますよね。ベッドを選ぶ場合は、「ボンネルコイルマットレス」よりも「ポケットコイルマットレス」のほうが振動がつたわりにくいです。

【家族構成③子どもと添い寝】

子どもと添い寝をする場合は、敷布団、もしくは低めのベッドが安全です。子どもが落ちてケガをしてしまう心配をせず、安心して一緒に寝ることができるでしょう。

③お手入れ(メンテナンス)

ベッドでも敷布団でも、お手入れは必要になります。
ホコリやダニのたまりやすい寝具を、丸洗いして清潔を保ちたい場合は、敷布団がおすすめです。
また、毎日布団を敷いたり畳んだりといった手間をかけたくない場合は、ベッドを選んで、週末などにマットレスの立てかけをすると清潔に保つことができます。

④処分(廃棄)の簡単さ

近々引っ越しの予定があるなど、処分の簡単さを重視する場合は、敷布団がベストです。自治体によっては、粗大ごみの手配をせずに、その日のうちに燃えるごみとして廃棄できる場合もあります。

 

7. まとめ

寝る2人

ベッドと敷布団、それぞれのメリット、デメリットを比較してきましたが、いかがだったでしょうか。

ベッドは、寝心地がよく、健康面のメリットが多いですが、掃除や処分が大変といったデメリットもあります。
反対に敷布団は、掃除や処分が簡単な点がメリットですが、腰を痛めやすいなど健康面でのデメリットが多くありました。

どちらを選ぶか考えるときは、まず「自分は何を重視するのか」を決めると、選びやすくなるでしょう。
自分に合った寝具を見つけて、素敵な睡眠生活を送ることができるよう、祈っています。

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