ベッドフレームの購入を考えているあなた、どういった基準でベッドフレームを選びますか。
価格や機能、お部屋との相性などいろんな面があるかと思いますが、今回は「高級感」を基準にベッドフレームを紹介します。
とはいえ「高級感」を感じるポイントは人それぞれ。
そこで
- 高級感を感じるベッドフレームの素材
- 高級感を感じるベッドフレームのタイプ
- 木製のベッドフレームの中で高級感を感じられる素材
- 高級感を感じるベッドフレームに合わせたお部屋にするには
このあたりを中心に解説します。
高級感あふれるベッドフレームで、お部屋の雰囲気をグッと豪華にしましょう。
高級感を感じるベッドフレームの素材
ベッドフレームにはいろいろな種類の素材があります。
代表的な素材として
- ウッドフレーム(木製)
- レザーフレーム
- スチールフレーム(パイプ)
- ファブリックフレーム
こういったものがあります。
この中でとくに高級感を感じられる素材として、レザーフレームとファブリックフレームの紹介です。
レザーフレーム
レザーフレームとは、ベッドフレームに皮を使用している商品です。
見た目に高級感があり、お部屋全体をおしゃれな雰囲気にしてくれるレザーフレーム。
合成皮革と本革があり、それぞれの特徴を紹介します。
合成皮革
合成皮革には3つの種類があります。
- PU(ポリウレタン樹脂)
- PVC(塩化ビニル樹脂)
- APU(スーパーソフトレザー)
この中でベッドフレームに使われるのはPVCとAPU。
PVCはベッドフレームに一番よく使われる素材で、水拭きができる一方でやや硬いという点が特徴。
APUは水に強く肌触りが滑らかで、PVCよりも高級な素材とされています。
ほとんどのレザーフレームは、この合成皮革で作られています。
本革
本革とは本物の動物の皮から作られています。
ベッドフレームに使われる素材はほとんどが牛の皮革で、耐久性にすぐれているという特徴があります。
メンテナンスの面でも合皮とあまり変わらず、耐久性も高い本革。
新品でもとても高級感がありますが、使い続けることで年代物の雰囲気が出るので、また違った高級感を楽しめます。
お部屋をぐっと高級に見せてくれますが、かなり高価な商品でもあるので購入の際はしっかり検討しましょう。
ファブリックフレーム
ファブリックフレームとは、布で覆われたベッドフレームのことです。
布で覆われているためにベッドフレームの骨組みが隠され、優しい雰囲気を感じることができます。
レザーフレームとはまた違った高級感を楽しみたい人にはおすすめの商品。
ファブリックフレームは肌触りがよく、クッション性も抜群なので快適な睡眠環境を得られる一方、汚れを落としにくいというデメリットもあるので注意が必要です。
高級感を感じるベッドフレームのタイプ
素材だけではなく機能やタイプも様々なベッドフレーム。
代表的なものとして
- 照明付きベッド
- 脚付きベッド
- ローベッド
- 収納付きベッド
- チェストベッド
などがあります。
この中から高級感あふれる照明付きベッドフレームとロータイプベッドを紹介しますね。
照明付きベッドフレーム
照明付きベッドフレームとは、ベッドフレームに間接照明などの照明機能が付いている商品です。
お部屋全体の照明を消しても、ベッドフレームの照明で簡単な作業や読書が可能ですね。
照明が付いているというだけで、ホテルのベッドのようなおしゃれで高級な空間を楽しむことができます。
ロータイプベッド
ロータイプのベッドとは、一般的なタイプのベッドに比べて低めのベッドのことを指します。
低めなのでお部屋に圧迫感がなく、広々と落ち着いた空間を演出してくれるのが大きな特徴。
ローベッドタイプの中でもレザー素材の商品や、照明付きベッドフレームを選ぶことでさらに高級感あふれるお部屋を演出できます。
また床との距離が近いので、小さいお子さんと一緒でも安心ですね。
木製のベッドフレームの中で高級感を感じられる素材
ベッドフレームの中でも最も一般的なのが、木製のベッドフレームです。
木の素材はナチュラルでぬくもりがあり、どんなお部屋にも馴染むところがありがたいですね。
木の素材には
- スギ
- ヒノキ
- パイン(松)
- ウォルナット(クルミ)
- オーク
こういったものがあります。
中でもとくに高級感のあるウォルナット(クルミ)とオーク(樫)を紹介しますね。
ウォルナット(クルミ)
ウォルナットは素材にクルミの木を使用しているベッドフレーム。
世界三大銘木の1つで耐久性があり、ベッドフレームだけでなく高級家具に使用されます。
重厚感があり、お部屋全体を高級な空間にしてくれるのでおすすめの素材です。
経年劣化によりだんだん色が明るくなるので、また違った高級感を味わうこともできますよ。
オーク
オーク素材のベッドフレームは、硬く重厚感があります。
自然な色合いでどんなお部屋の雰囲気にも合いやすい素材です。
ウォルナットとは違って、経年劣化によりだんだん色が濃くなるという特徴もあるオーク素材。
独特の高級感を楽しみましょう。
高級感のあるベッドフレームでおしゃれな部屋に
ベッドフレームの高級感に合わせて、お部屋もおしゃれな雰囲気にしてみませんか。
睡眠のためだけではなく、心安らぐ空間にするアイデアを紹介します。
色数と色調をおさえる
ベッドルームに使う色の数と色調をおさえましょう。
寝室で明るい色を使いすぎてしまうと、快適な睡眠の妨げになってしまう可能性があります。
白やベージュなど、明るさをおさえたやわらかい色で統一すれば、落ち着いた空間を作り出すことができます。
色の数もたくさん使いすぎてしまうとごちゃごちゃした印象になるので、2~3色ていどを意識しましょう。
観葉植物を置く
緑のカラーは安らぎや癒しといった印象と結びつくため、リラックスできる空間や寝室に最適です。
緑の観葉植物には視覚的に癒されることはもちろん、植物の光合成により酸素が生み出され、寝室の空気がきれいになる効果もあります。
半分日陰でも育つインテリアグリーンを選んで、お部屋を快適な空間にしましょう。
お手入れが大変という人は、フェイクグリーンを取り入れると手軽に楽しむことができますよ。
香りを取り入れる
寝室をおしゃれでリラックスした空間にするためには、香りも大切な要素です。
香りを演出してくれるアロマにはとても様々な種類があり、それぞれ効果効能があります。
その中でも睡眠の質を上げる効果のあるアロマはコチラです。
- ラベンダー
- ベルガモット
- オレンジ
- サンダルウッド
- ネロリ
アロマディフューザーでほのかな香りを楽しんだり、アロマキャンドルに火を灯してみてはいかがでしょうか。
心身共にリラックスできて、快眠へと導いてくれます。
間接照明でやわらかい光
寝室では間接照明をうまく使って、高級感がありリラックスのできる空間を演出しましょう。
リビングのような明るい蛍光灯だと、快適な睡眠の妨げになります。
温かみのある色合いの間接照明は、寝室を穏やかに照らしてくれます。
間接照明にも壁に取り付けるタイプやスタンドライトなどいろいろな種類があるので、お部屋に合わせて選んでみてはどうでしょう。
物を置きすぎない
ベッドフレームの周りにごちゃごちゃ物を置いていませんか。
ゆっくり睡眠をとるためにも、寝室にはあまりたくさんの物を置かないようにしましょう。
部屋の見た目が散らかっていると、快眠の妨げになります。
また物が多いとホコリがたまりやすく、高級感とは程遠いお部屋になってしまいますよ。
複数の枕やクッションを置く
おしゃれで高級なホテルでは、枕やクッションを多めに置いてあることが多いです。
そうすることで実際枕として使用するだけではなく、背もたれクッションや足枕としても使えます。
重ねて置いたり色を工夫するなどすれば、お部屋がぐっとおしゃれな雰囲気に。
装飾としても機能の面でも、とても役に立つアイテムです。
ベッドフレームに合わせるマットレスを選ぶポイント
せっかくお気に入りのベッドフレームで高級感のあるお部屋にしても、マットレスをしっかり選んでおかないと快適な睡眠環境は得られません。
あなたにぴったりのマットレスを選ぶポイントを紹介するので、参考にしてください。
体圧分散性(マットレスの硬さ)
マットレスの硬さは、とても重要なポイントです。
理想の寝姿勢(自然に立っている状態に近い背骨のライン)を保ってくれる硬さを選びましょう。
たとえば硬すぎるマットレスだと、体がなかなか沈み込まないので、体の出っ張った部分に圧力が集中してしまいます。
そうなると血流が悪くなり、体のあちこちに痛みが出るかもしれません。
反対に柔らかすぎても、腰や背中に負担がかかったり、寝返りしづらかったりします。
体圧分散性にすぐれたマットレスを選びましょう。
反発性
マットレスを選ぶ基準としてこの反発性も重要なポイントのひとつ。
体が沈み込まずに弾力性が強いマットレスを「高反発」、反対に体が沈み込みはね返す力が弱いマットレスを「低反発」といいます。
どちらがあなたにぴったりなのか?それぞれの特徴を説明します。
高反発マットレス
強い反発力と高い弾力性を持つ高反発マットレス。
体をしっかりと支えてくれるので沈み込みが少なく、フラットで心地よい寝姿勢がとれます。
また体圧分散性にすぐれていて寝返りも打ちやすく、理想の寝姿勢を保ちやすいです。
腰痛や肩こりにお悩みの方におすすめ。
一方で体があまり沈まないので、寝苦しさを感じるかもしれません。
低反発マットレス
やわらかく体を包み込んでくれる低反発マットレス。
体の曲線に合わせて沈むので、どんな体型の人でも気持ちよく睡眠をとることができます。
反発力が弱い分、商品によっては折りたたむことも可能。
デメリットとしては、寝返りが打ちにくい点があります。
寝返りをしないと同じ場所に負担がかかってしまうため、体に痛みが出ることもあるかもしれません。
素材
マットレスに使われる材料によって寝心地や機能は変わります。
マットレスの素材は大きくわけるとコイル系、ノンコイル系の2つがあります。
それぞれ紹介しますね。
コイル系
マットレスの素材としてバネを使用しているマットレスを、コイル系マットレスといいます。
耐久性が高いのに低価格な商品が多いことが特徴。
小さな袋にバネをひとつずつ包んで作られたポケットコイルと、コイルを連結させたボンネルコイルとがあります。
ノンコイル系
マットレスの素材にバネを使わず、ウレタンフォームや樹脂素材を利用したマットレス。
バネが入っていない分マットレスが薄く、取り扱いやすい商品が多いです。
安価で軽量なので、ひとり暮らしの人にはとくにおすすめ。
一方でコイル系マットレスと比べると耐久性に劣る点がデメリットです。
高級感が特徴のベッドフレームまとめ
高級感が特徴のベッドフレームを紹介しました。
まとめると
- あなたが「高級感」を感じるポイントでベッドフレームを選ぼう
- ベッドフレームに合わせて高級感のあるおしゃれな部屋をつくろう
- 快眠のためにはマットレスにもこだわろう
こういったポイントがありました。
ベッドフレームはとても大きな買い物です。
そのうえ高級感のある商品となると、さらに高価になってしまうことも多いです。
だからこそ、ベッドフレームはもちろんお部屋の環境やマットレスにもこだわって、理想の空間を作り上げたいですよね。
1日の1/3を過ごす寝室を最高のお部屋にして、理想の睡眠環境と健康的な毎日を手に入れましょう。